ケンコーコムは９月１８日、売れ筋商品に特化したＥＤＬＰ（エブリデイロープライス）の日用品通販サイト「楽天２４」で一般用医薬品の取り扱いを始めた。下期に入り進めている同サイトの拡販策の一環となるもので、第２類および第３類医薬品約４２００品目を展開。品ぞろえの拡充による買回りの利便性向上で、売り上げの拡大につなげる構えだ。

　「楽天２４」で扱う医薬品は、ケンコーコムが本サイトや楽天市場支店などで扱う第２類、第３類医薬品約５２００品目（第２類約３８００品目、第３類約１４００品目）のうち、約４２００品目（同３０００品目、同１２００品目）。サイトコンセプトに基づき、売れ筋の商品に絞り込んだ。

　一般用医薬品の展開に当たっては、改正薬事法の施行規則に盛り込まれた医薬品ネット販売のルールに対応するため、医薬品の専用サイトを設け、千葉県市川市の物流拠点に常駐する薬剤師が顧客からの問い合わせなどに対応する体制を整備する。

　「楽天２４」ではリピート購入促進策として、商品購入で常に「楽天スーパーポイント」が付与される点を訴求し、ダイヤモンドランクの楽天会員に通常の３倍、プラチナおよびゴールドランク会員に同２倍のポイントを付与。医薬品についても同様のサービスを提供する意向で、医薬品取り扱い開始の告知の一環として、約１０００品目についてポイント付与率を１０倍とするキャンペーンも実施している。

　「楽天２４」は今年７月に「ケンコーコム」と物流周りの機能を統合し、それまで約１万５０００品目だった取扱商品数を約６万品目に拡大。品ぞろえの拡充効果で売り上げが伸びており、医薬品についても準備が整い次第、第１類の販売を始める考えだ。