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JADMAのネット通販利用実態調査、「週に1回未満」が約8割

2013年 1月31日 11:23

6-1.jpg日本通信販売協会(JADMA=事務局・東京都中央区、佐々木迅会長)は1月23日、2012年の「インターネット通販利用者実態調査」の結果を発表した。それによると、「週に1回未満の利用」が8割以上を占めていることが分かった。また、商品情報の入手や購入の決め手となった情報源はともに「ショッピングサイト」がトップとなった。

同調査は、12年1月以降にネットで買い物をした20~69歳までの消費者を対象にアンケート形式で実施。対象エリアは関東1都3県(埼玉、千葉、神奈川)で、サンプル数は2000となっている。

 「PCでのネット通販の購入頻度」については、「月に2~3回程度」が30・3%、「月に1回程度」が29・3%、「年に数回以下」が21・7%という結果だった。合計すると週に1回未満しか利用していないケースが8割以上あることがわかった(図参照)

 「週3回以上」は7・1%となり前年のほぼ横ばいで推移。長期的に比較すると、08年の3・6%、09年の5・1%から大きく増加している。年代による利用頻度の差も大きく、男女とも20代は「週3回以上」の利用が10%以上と高くなっている。

 「1カ月当たりの利用金額」については「5000円未満」が35・9%、「5000円以上1万円未満」が33・2%、「1万円以上3万円未満」が23・8%で、前年と同じ順位となった。「3万円以上5万円未満」については4・7%となり、11年の5・3%、10年の6・6%からは減少が続いているなど、小額の利用が増加傾向にある。

 「商品情報の認知経路」については「ショッピングサイト」が44・9%でトップ。次いで「メルマガ」の33・1%、「『価格ドットコム』などのくちコミサイト」の27・3%、「その他のネット情報」が19・6%、「企業のサイト」が19・5%となった。

 また、「購入の決め手となった情報源」もトップが「ショッピングサイト」の35・2%。次いで「『価格ドットコム』などのくちコミサイト」の30・2%、「企業のサイト」の16・0%、「実際にお店で見て」と「メルマガ」の14・7%という順になった。

 JADMAによると、「商品情報の入手」「購入の決め手」でともにトップとなった「ショッピングサイト」は、販売側が掲載する商品情報だけでなく、店舗や商品に対するユーザーレビューの掲載が増加しており、消費者はこうした情報と従来のくちコミサイトを合せて活用することで、購入の判断材料にしているという。

スマホ購入後に
PC通販利用増

 同調査では20~30代前半の女性を対象に、スマホによるネット販売の利用状況についてもグループインタビューを実施した。

 「スマホ購入後のネット通販利用状況の変化」について聞いたところ、14・8%が「PCでのネット通販の利用が増えた」と回答。「スマホを含むネット通販の利用が増えた」の14・0%を上回った。対照的に「カタログ通販の利用が減った」との回答は23・3%、「テレビ通販の利用が減った」は8・3%となった。

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