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問題となったのは、ウェブサイトや新聞広告、折込チラシで行っていた基礎化粧品「シュ・シュレ フィフローリペア90」(2011年7月発売)の表示。各媒体では、肌の内部に浸透した液体ガスが気体となって肌の内部からシワを押し上げるというメカニズムの説明とともに、「速攻 シワが90秒でみるみる...!感激の速攻性の秘密は?」「塗って90秒で角質層に浸透した酸素がくぼみを押し上げ、シワを目立たなくします」などと表示していた。
消費者庁は、今年6月に抗シワ効果を標榜する基礎化粧品の広告表示を行っていた2社に対し「景表法」違反で措置命令を発出しているが、これに付随して、他の抗シワ効果をうたった基礎化粧品の広告表示を調べる過程でサニーヘルスの広告表示に着目。
同社に表示の裏づけとなる資料の提出を求め、内容を調べたところ、短時間で効果が得られるような根拠が見当たらず、フィフローによって肌を持ち上げシワを目立ちにくくするメカニズムについても、「裏付けとなる根拠はなかった」(消費者庁表示対策課)という。
一方、サニーヘルスでは消費者庁の指摘を受け今年2月までに全ての広告内容を変更しており、排除命令が出た同日に自社サイト上で経緯などを説明。「過去に行き過ぎた表示を行っていたことをお詫びするとともに、再発の防止と管理体制の強化に取り組んでいきたい」(同社)とコメントしている。