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今年度の郵便物(国内)の取扱通数計画は、前年比3・7%減の182億4200万通と、インターネットの普及を背景にした差出の減少を織り込みマイナスを予想。これに対し、「ゆうパック」は同1・5%増の3億9000万個、「ゆうメール」では同7・8%増の30億2600万冊を見込む。
前年は、「ゆうパック」採算性改善の一環として、通販事業者などの荷主に対し、単価引き上げ等の取引条件の見直し交渉を行ったが、今年度もこの取り組みを継続する考え。
一方、「ゆうパック」の取扱拡大にあたっては、通販・ネット販売の取り込みを重視する一方、成長性や収益性が期待できるネットオークションの対応を積極化。すでに展開している「オークションゆうパック」の展開拡大を図るほか、新たにネットオークション利用者を対象にした小型物品の配送サービスの導入などを計画する。あわせて、後納取扱の簡素化や一部地域で開始した当日配達サービスの展開エリア拡大など、基本的なサービスの強化で取り扱いの拡大を図る考えだ。
「ゆうパック」事業としての売り上げ見込みは公表していないが、全社売上高は、前年比0・7%増の1兆7237億円を計画。前年、403億円の損失だった営業損益については、501億円の利益を見込む。