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ストラップヤネクスト、「変わり種」iPhoneケースが好調

2012年 3月22日 12:01

8kata.JPG 携帯電話のアクセサリーを販売するStrapyaNext(ストラップヤネクスト)のiPhone用ケースが好調だ。昨年夏に発売した、サクラクレパスの画材用の箱を模したケースがヒット商品に。また、昨年1年間に渡り毎月投入した、食品サンプルを背面にデザインしたケースも良く売れているという。「懐かしさ」や「見た目のインパクト」が消費者の心を捉えているようだ。

 iPhoneを裏返すと、寿司やうなぎの蒲焼、はては手首で切り離したリアルな人の手が。これらはすべて、同社が食品サンプルメーカーに依頼して製作した、iPhone用ケースだ。

 6月は冷やし中華、9月はサンマの塩焼き、11月はおでんといったように、季節にあわせた食材を選ぶ形で、新作ケースを昨年1年間、12回に渡って投入した。

 同社では以前から食品サンプルを使ったケースを製作していたが、「ケースとしての使い勝手よりも、面白さやアイデアに特化した形で勝負したい」(プロダクト&デザインチームの渡部晃嗣氏)と考えてシリーズ化したものだ。

 売れ行きに関しては「予想以上に良かった」(同)。特に「本物のうなぎの蒲焼と勘違いするお客様も出るほどリアルなものに仕上がった」(同)という、うなぎの蒲焼ケースが好評だ。

 食品サンプルシリーズ番外編として投入したのが、人間の「手」を再現したもの。爪や「手」を握ったときの質感など、細部にもこだわった。「誰もが驚くようなものを狙って作った」(同)商品だが、こちらも売れ行きは悪くないという。

 同社では最近、有名企業とコラボレーションしたiPhone用ケースを販売している。第1弾となるのが、サクラクレパスの画材用の箱を模したケースだ。クレパス・クレヨン・クーピーペンシルの3種類を販売しており、累計で約2万個売れた。

 商品開発のきっかけは「サクラクレパスの商品カタログを見たこと」(同)だという。クレパスなどの箱が縦長であることに気付き、iPhone用ケースに応用できるのではと思い付いたわけだ。

 サクラクレパスの商品は、特に30代にとっては子供の頃に親しんだ懐かしのアイテム。価格も税込み980円と安く、同社の主力顧客層である30代女性に受けている。同社では「ノスタルジーな気分を呼び起こすような商品に仕上がったことが大きい」(同)とヒットの理由を分析。家電量販店などへの卸販売でも好評だという。

 また、最近はiPhoneのイヤホン端子に差すアクセサリーにも注力しており、上部にナットを付けたものが良く売れているという。同社では、今後も自社開発のスマートフォン向けアクセサリーの販売を強化したい考えだ。
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