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2011年メーリング業界の展望――「好転する」の声多く

2011年 1月27日 12:51

6kata.jpg ダイレクトメールやカタログなどの紙媒体を発行する通販企業にとって、欠かせないメーリングサービス。不景気の影響で価格競争が激化するなど予断を許さない状況は依然続いているが、果たしてメーリングサービス各社のトップは市場動向をどのように見ているのか。先日開催された賀詞交歓会で、今後の見通しや課題について聞いた。

 まず、2011年の市場の展望について。「昨年より悪くなることはないと思う。ただ、価格競争は変わらず続くと思われるで、すぐに(結果に)跳ね返るわけではないだろう。差別化を図るためにいろいろな企画が出てくると思う」(アテナ)、「全般的に雰囲気が良く、引き合いも多いので昨年よりも多少ではあるが良くなるのでは。ただ、まだ業界的に需給のギャップがあり、勝ち残るために必要なレベルは高くなるだろう」(アドレス通商)、「昨年は厳しい一年だったが、今年は上がると思う。若干だが昨年の同時期に比べて仕事に動きは出ている」(東京メール)など、「昨年より状況は良くなる」という見解が多かった。優れたサービスでいかに差別化を図れるかがポイントとなるようだ。

 また、各社の課題としては、「引き続きコスト削減しつつ、競争に参加していきたい」(アテナ)、「増える案件と減る案件にメリハリをつけて効率的に展開していきたい」(アドレス通商)、「今までになかった分野で、新しく生まれている仕事を特に積極的に取り込んでいきたい」(東京メール)などが挙がった。
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