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「注目の支援サービス」イムラ封筒 茶殻入り〝エコ封筒〟、DM用などに需要

2011年 1月 4日 14:06

 封筒の企画・製造、販売などを手掛けるイムラ封筒は、昨年6月から、飲料メーカーの伊藤園(同東京都渋谷区、本庄大介社長)と共同で開発した「お茶殻入り封筒」を販売している。

 同商品は、伊藤園が「お~いお茶」を製造する際に使用した茶葉をリサイクルすることを目的に共同開発したもの。茶殻を封筒の原料となる木材パルプに配合することで、製造の際のパルプ使用量削減にもつながっている。「お~いお茶」500ミリリットルのペットボトル50本分の茶葉から、100枚(角形2号)が製造できる。

 カテキン成分が残るように、特別な保管方法で腐敗を防いだ茶殻を原料に利用しており、香料を使用しない自然な茶殻の香りが楽しめるようになっている。一般のクラフト紙に比べて透けにくいため、情報保護性にも優れている特徴がある。また、糊適正(接着力)についてもクラフト製と同等だという。イムラ封筒は「製紙メーカーと研究しながら紙を何度もすき直し、紙粉が出ないような現在の形を開発した」(営業企画管理部)という。

 同商品のメーンサイズは2種類(写真)。長形3号が1000枚で1枚約8円から(1色入り)、角形2号が500枚で1枚約15円から注文を受け付けている。ともにDMやカタログ配送などでの需要を見込んでいる。

 すでに食品関連の通販会社などがカタログ配送用の封筒に採用している事例もあり、イムラ封筒は「特に環境意識の高い企業から好評を得ている。お茶の香りがするので、DMで使うと消費者へ与える印象も変わってくる」(営業企画管理部)とする。

 イムラ封筒では当初、法人向けを中心に販売していたが一般消費者からの問い合わせも多く、今冬中にウェブマーケティング企画などを手掛けるおちゃのこネット(本社・兵庫県神戸市、岡野幹生代表)が運営する仮想モール「おちゃのこネット」で、BtoCのネット販売も開始する予定だ。

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