そごう・西武 そごう千葉店にOMOストア、店舗とECで在庫連携、千葉の“食”に着目
2023年 9月14日 12:00
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同社は、百貨店の強みである編集力とリアルの場、「チューズベースシブヤ」で培ったOMOの仕組みを活用することで、生産者と顧客、地域をつなぐ場をオンライン・オフライン双方で提案する。
従来の百貨店への出店方法とは異なり、販売商品の登録と納品だけで簡単に出品できる仕組みを用意。実店舗への出店経験が少ないブランドにとってハードルとなっていた商品展示作業や販売員の手配、在庫管理、売り上げ管理、販売促進などの付帯業務は不要で、同社がサービスとして提供する。
また、商品在庫は通販サイトとの完全連動を実現しているため、実店舗とECの垣根を越えた購買体験を提供できる。さらに、リアルの場の活用として試食などのイベントも実施可能で、ブランド・生産者が実際の顧客と直接つながる場としても活用できる。
「フードエディットチバ」(画像はイメージ)の売り場面積は約45平方メートル、スタート時の出品企業は約30社で、千葉県内で生産・加工された食料品がメインとなる。例えば、「中華蕎麦とみ田」や「NARITA AIRPORT to TABLE」「勝浦塩製作研究所」「TATEYAMA GIN」といった隠れた逸品、こだわりや思いのある商品など、これまで同社では扱うことができなかったブランドを扱う。
また、「チューズベースシブヤ」では常温商品のみの取り扱いだったが、今回のOMOストアでは冷蔵・冷凍商品も販売する。
なお、そごう千葉店のOMO施策としては、宅配サービスと連携した「eデパチカ」、自宅にいながら店頭の商品を購入できる「アプリで在宅払い」に続く新たな取り組みだ。