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German Bionic ビックカメラにパワースーツ導入、2カ所の物流拠点に、作業負担軽減で実験

2020年 1月 9日 13:30

 German Bionicは12月17日、ビックカメラと共同で、商品の持ち上げ時や取り扱い時に従業員の業務負担を低減し、長期的に健康面をサポートする実証実験を行うと発表した。

 ビックカメラやグループ企業の店頭・通販サイトの商材を取り扱う、11万平方メートルを超える物流拠点(埼玉県東松山市と千葉県船橋市)にインテリジェント・パワースーツを導入し、物流現場での効果検証を進める。職場で身体的に負担の大きい仕事をより安全にして、作業者の健康を守ることを目指している。

 作業現場での「Cray X エクソスケルトン/パワースーツ」製品の着用テストでは、重量物の持ち上げに伴う複数の場面において、作業者から好意的な意見が出ているという。ビックカメラでは今回の取り組みを通じて、荷物を持ち上げる作業での負担軽減を見込んでいる。また、German Bionicと家電機器の取り扱いに適したデバイス開発に協力することで、より広範な作業での健康需要に貢献することを期待しているという。

 「Cray X」は人の知性と機械のパワーを組み合わせることで、装着者の動きをサポートし強化するパワースーツ。第3世代のCray Xでは、重量物の持ち上げ、運搬時に作業者を支援と同時に、装着者の姿勢を正しく保ち、持ち上げ技術を最適化する。これにより、筋骨格システムへのダメージを低減し、従業員は作業現場内外で長期的な健康面での効果が期待される。

 両社のコラボレーションは、昨年の「ビックカメラ・アクセラレーター・プログラム」をきっかけに開始。両社での複数回にわたる着用テストを物流拠点で実施しており、Cray Xが複数の作業環境において、作業プロセスでの適用と作業者の負担軽減を確認できたという。コラボは継続しており、将来的に家電などの取り扱いに特化したニーズに対応すべく議論を行っている。

 
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