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キューサイ ボディウェアを定番化、「顧客の声」活かす取組も強化

2018年 1月18日 09:43

8-1.jpgキューサイが顧客の声を事業戦略に活かす取り組みを強化している。前期(2017年12月期)から、顧客から寄せられた声を共有する会議を定例化。月1回ほど開催し、関連部署で共有化している。これと直接関連したものではないが、1月には顧客要望を受けて限定販売していた美容訴求のボディウェアを定番化するなど、商品開発にも活かしている。

 1月10日に発売した新商品は、「らくしてスリム ソフトアップガードル」(=画像、税込3780円)。関節のサポートに対応した健康食品や関連雑貨を扱う「笑顔で歩こうシリーズ」では膝や腰のサポーターを定番商品として扱っている。ただ、美容関連のボディウェアを定番化するのは初めて。

 同様の目的で使うガードルは、過去(05~09年の4年間)に累計15万枚販売した実績がある。終売から7年経った現在も顧客から再販の要望が寄せられていた。従来品をリニューアルして昨年9月、数量限定でテスト販売したところ、売れ行きが好調だったことから定番化を決めた。


 「らくしてスリム ソフトアップガードル」は、強さを編み分けたグラデーション圧力が、ヒップラインを持ち上げてキープする。下腹のたるみはおへそ(中心)部分を「最強圧」に外側に向かって「強圧」「弱圧」と3段階に編み分けられており、引き締め効果が得られる。

 使用するナイロン繊維は、むれにくい東レの吸汗放湿性素材を使い、生地全体をシルクプロテイン加工することで肌に優しい快適な履き心地を目指した。また、凹凸のついたウェーブが肌をつかみ、揺らすように刺激することで温め作用もある。体型をスリムに見せたい女性や、冷えといった悩みに対応した商品として展開していく。当面は、既存顧客向けに販売する。

 顧客の声を商品開発や事業戦略に活かす取り組みはこれまでも行っていた。ただ、関連部署や担当者間の共有にとどまっていた。共有に向けた会議を定例化することで、顧客の声を活かした取り組みを強化していく。

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