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タカミ 初の海外店舗出店へ、「プレステージブランド」の確立目指す

2017年 7月27日 15:10

 3-1.jpg化粧品通販を行うタカミは7月21日、中国・香港に初の海外店舗を出店した。出店するのは、ラグジュアリーブランドを中心に扱う化粧品専門の商業施設「Facesss(フェイシス)」。「プレステージブランド」として確立を目指しており、今後もコンセプトが合致する「フェイシス」を中心に出店を検討していく。

 出店するのは、香港を代表する大型ショッピングモール、タイムズスクエア内に展開する「フェイシス」。主力の角質美容水「タカミスキンピール」をはじめ、サプリメントなどを除く化粧品の大半を扱う。専任のアドバイザー(美容部員)も配置。化粧水の前に使う「タカミスキンピール」の特徴など使用方法を説明しつつ、"プラスワン"のスキンケアの習慣化の浸透を図る。

 スキンケアブランド「TAKAMI(タカミ)」は、直接の卸ルートは持たないものの、中国の通販サイトやSNSで人気が高まっていた。香港では、特徴的な青い容器から「小藍瓶(シャオランピン)」の愛称で親しまれ、年々利用者が増加。これまでも海外から出店依頼が寄せられていた。

 今回出店を決めた「フェイシス」は、化粧品のラグジュアリーブランドや美容商品を扱うことを特徴にしている。今回の出店を含め、香港で3店舗目を展開している。

 タカミは今後の成長を目指す中で「プレステージブランド」として確立を目指しており、目指すブランドイメージと「フェイシス」のコンセプトが合致したことから出店を決めた。日本国内で定着しつつあるスキンケア習慣の海外での普及を目指す。

 国内でも複数の店舗でアドバイザーの配置を始めている。これまではロフトやプラザなどバラエティショップ、メイクアップソリューションでの展開が中心。アドバイザーの配置も一時的なカウンセリングイベントなどにとどまっていた。

 今年4月には、従来の百貨店やバラエティショップとは異なる化粧品売り場の構築を目指す「GINZA SIX」が都内にオープン。タカミも初めてアドバイザーを配置する店舗を出店した。6月にリニューアルした「銀座ロフト店」にも配置。通販顧客が対面でのコミュニケーションを求め来店する機会も増えており、既存店を含め店舗コンセプトと合致する場合は適切な使用方法や習慣化に向けてアドバイザーを増やしていく方向性を持っている。

 主力商品は、「タカミスキンピール」。2005年の発売から現在、月4万人以上の顧客が利用するロングセラー商品になっている。国内では通販のほか、ロフトやプラザなど30店舗に卸販売を行う。

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