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【消費者庁・消費者意識基本調査】 再配達削減で9割が「日時指定」

2016年 6月16日 13:24

 6-1.jpg消費者庁は6月9日に「平成27年度の消費者意識基本調査」の結果を公表した。消費者の意識や行動に関して「宅配の受け取り」と、機能性表示食品などを含む「栄養機能食品」について調べた。再配達削減のために「配送日時を指定する」と回答したのは9割に上った。また、機能性食品制度について「知っていた」と回答したのは1割にとどまった。

 「消費者意識基本調査」では、宅配の受け取りについての調査を実施。再配達削減のためにできることとして89・7%が、「配達日時を指定する」と回答した。また「在宅確認のための直線の配送通知があれば利用する」が39・9%、「都合が悪くなった場合に変更の連絡をする」が39・4%とそれぞれ4割に上った。

 このほか、「コンビニや駅、配送センターでの受け取りを利用する」が20・5%、「1回の配達で受け取った場合に、料金を安くするなど特典があれば気を付ける」が20・1%と続いた。ただ、2・5%が「協力できる取り組みはない」と回答している。

 あわせて、配送頻度を増やす「即日配送」や「送料無料」についての意識も調査。「追加料金がかかるなら最速のタイミングで受け取らなくてもよい」と60・8%が回答した。最速のタイミングの受け取りについて32・8%が「品目や状況で使い分けたい」、5・4%が「追加料金がかかっても利用したい」とした。



 消費者庁は、特定保健用食品(トクホ)や機能性表示食品などの「保健機能食品」についても調査。制度について「知っていた」とするのが、トクホは46・5%で、栄養機能食品が20・8%、機能性表示食品が10・5%。「聞いたことがあるが分からない」はトクホが39・8%、栄養機能食品が43・6%、機能性表示食品が38・7%でそれぞれ約4割。「知らなかった」とするのは、機能性表示食品が49・4%、栄養機能食品が34・4%、トクホが13・3%だった。

 「知っていた」と「聞いたことがあるがわからない」と回答した人のうち、半年間の摂取経験が「ある」としたのはトクホが68・5%で、このうち11%が継続的に摂取しているとした。栄養機能食品ついて半年間で摂取経験が「ある」としたのは59・7%で、このうち継続的に摂取しているのは7・2%だった。「機能性表示食品」は44・5%で半年間に摂取経験が「ある」とし、このうち3・3%が継続的に摂取していると回答した。



 消費者庁は政策ニーズを把握し企画立案に生かすため、日常生活における意識や行動、消費者トラブルを調査した。有効回答数は6513人。性別は男性が46・8%で、女性が53・2%。調査期間は昨年11月5日~同月29日で、新情報センターが行った。

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