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エニグモは11月24日に「バイマ オールイン」(画像)を、クルーズは12月上旬に「ショップリスト ユーズド サポーテッド・バイ・リクロ」をそれぞれ自社モール内に開設するが、アクティブソナーは両モールが集めた中古品の査定から販売、発送業務などを一括して請け負い、販売金額に応じてエニグモとクルーズに手数料を支払うスキームで運営する。
アクティブソナーは中古品の調達力強化につながり、エニグモとクルーズはリスクを最小化して新たな収益源を確保できるメリットがある。
中古品の買い取りをサービス化する企業、サイトは増えているが、アクティブソナーが手がける通販サイト「リクロ」のリソースとフルフィルのノウハウを活用することで、商品が売れたら出品者に還元する"委託販売型"にも対応。出品者のニーズに合わせて選べるようにする。
商品を引き取る際も、無料で運送業者が自宅まで行き、不用品の箱詰めや伝票書きも行うなど利用者に手間をかけさせないサービスを適応する。一方で商品の査定や写真撮影などのフルフィル機能は自社内でハイエンド品とそれ以外に分け、低価格帯の商品は販売までのリードタイムを短縮して回転率を高める。同社では今回、「バイマ」と「ショップリスト」の取り扱いブランドに対応するため、委託販売および買い取りの対象ブランドは「リクロ」の約640に対し、6000程度に広がるという。
販売面では、同社は「リクロ」以外にも楽天やヤフーなどの仮想モール、浅草の免税店でのコーナー展開などに販売チャネルを広げており、今回の取り組みで調達する商品についてもハイエンドのブランド品は「リクロ」で、それ以外は仮想モールなどで販売する考え。
告知については「バイマ」と「ショップリスト」のサイト内やマイページ、メルマガなどを活用する。また、来春をメドに「バイマ」および「ショップリスト」内にも中古品の販売ページを設ける計画のようだ。
販売目標はエニグモとクルーズの新サービスでそれぞれ初年度5億円を目指す。アクティブソナーでは「当社がハブとなって国内外のリユース品CtoBtoCサービスの拡大に貢献したい」(青木康時社長)とする。