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いきいき、店舗展開を本格化へ

2015年 8月17日 10:56

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 いきいきは9月9日、九州エリアに店舗を出店する。これまでも都内にショールーム機能を持たせた店舗を1店舗構えてきたが、本格的な店舗展開は初めて。具体的な計画は決まっていないものの、今後、来店状況などを検証しさらなる出店も検討していく。

全国の顧客から通販商品などを直接見れる場の要望などが多く寄せられていたことから出店を決めた。新規出店に際し、専任部署である「店舗開発課」を設置。他社で店舗運営の経験を持つ担当者などを含めたメンバーで準備を進めてきた。

 立地の選定では、会員数が多く、ニーズの高い九州エリアに出店を決定。いきいきのコンセプトや世界観の情報発信基地と位置づけ、顧客と新たな接点を持つ場としていく。店舗単体の売上高の目標は公表していない。

 店舗名は、「My Friend's House by いきいき」。大丸福岡天神店(福岡市中央区)に出店する。店舗面積は、約174・9平方メートル。

 コンセプトは、店舗名で表現するように「ちょっと憧れのお友だちの家」。店舗全体を家の中に見立て、「リビング」「キッチン」「クローゼット」「ベッドルーム」の4つの部屋にあった通販展開する商品を配置する。出版社としての強みを活かし、商品販売だけでなくコンテンツも提供する。

 「リビング」は、テーブルや椅子を備えた多目的スペースとして利用するほか、イベントの開催も予定する。これまで都内のショールームでは、誌面と連動したイベントや試食会、自分に合う色を見つける「カラーレッスン」など少人数規模の勉強会を行ってきた。これらイベント開催を来店の動機づけにする。

 ほかに「キッチン」では食品や健康食品、キッチン用品を、「クローゼット」ではファッションやコスメ、「ベッドルーム」では枕や布団の寝心地を直接体験できるスペースや、快眠商品を販売する。

 いきいきは、これまで東京・神楽坂に「いきいきショールーム」を構え、通販カタログ「ふくふく」や同「スムリラ」で販売する商品を実際に見ることができる場としてきたほか、イベント開催を行ってきた。

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