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アシックス 基幹ブランド「オニツカタイガー」で自社EC開始

2014年 2月13日 10:04

051.jpg スポーツ・レジャー用品の製造や販売を手がけているアシックスは1月25日、自社ブランドである「オニツカタイガー」の情報サイト「オニツカタイガーマガジン」内に通販機能を導入し、同ブランドのネット販売を開始した。

 「オニツカタイガー」はカジュアル向けのスポーツシューズ・ウェアを展開する、「アシックス」に並ぶ同社の基幹ブランド。都市部を中心に全国24カ所で直営店も運営している。同ブランドは既存の自社通販サイトである「アシックスオンラインストア」での取り扱いはなく、これまでのネットでの販路は「ゾゾタウン」のみだった。今回が自社運営のネット販売で初めての取り扱いとなる。

 今回の通販ページの開設は、同社の中期経営計画の重点戦略に掲げている「デジタルマーケティングの活用やEコマースの強化」に基づくもの。同ブランドの認知向上のほか、直営店のない地域の顧客へのフォローや新客開拓を図る狙いがあるという。「直営店も全国規模でくまなく展開しているわけではないので、そこでの機会損失をなくしていきたかった」(同社)とする。

 同通販ページでの取扱商品は現行の直営店で扱っている全商品で、シューズは約180SKU、アパレルはTシャツやアウターなど約300SKUのラインアップとなる。一部直営店舗での限定品やデザイナーのアンドレア・ポンピリオ氏とのコラボレーション商品も取り扱っている。

 商品ページでは1商品ごとの情報量を充実させており、細部まで分かるように画像はページ幅に近い大型サイズを採用して、正面・背面・斜めなど複数の角度からの写真を掲載している。

 なお、「オニツカタイガーマガジン」はブランドの情報サイトとして最新ニュースや国内外の「オニツカタイガー」着用者のスナップ写真、ブログ、スタイルブック(コーディネートを紹介するカタログ)などの機能を持ち、ネットユーザーとの交流の場となっている。今後はスタイルブックやブログに掲載している商品の写真をクリックすることで、当該商品の購入ページに誘導される仕組みも導入していく考え。

 今回の通販ページでの初年度の販売目標は「オニツカタイガー」直営店(アウトレットを除く)の売り上げ全体の約10%としており、今後は「アシックスオンラインストア」でも同ブランドを販売することを検討している。

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