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新サービスの開始時には「ユナイテッドアローズ」や「アーバンリサーチ」「スナイデル」など約200ブランドが参加。順次、ブランド数を拡充する。
すでに注目を集めている"バーコードスキャン機能"は、手持ちのスマホから「ウェア」のスキャン機能を使い、店頭で商品タグに印字されているバーコードを読み込むことで商品の詳細情報や、当該商品を使ったコーディネート画像などの情報がその場で得られるため、購入の判断材料が増えるという利点がある。
また、その場で購入しなくてもスキャンした商品の履歴がアプリ内に残るため、友人などと商品情報を共有してアドバイスをもらったり、通販サイトで購入するなど、店外での商品購入や比較検討できるのが特徴だ。
ただ、バーコードスキャン機能については、サービスの発表前から大手のデベロッパーが警戒を強めており、スタートトゥデイでは使用許可を得た店頭でのみ利用できるシステムに修正した。
具体的には、店舗ごとに解除キーを割り当てており、スキャン機能を立ち上げる際にフェイスブックの「チェックイン」のような機能が働くことで利用可能な店舗かを判断。ロックが解除されなければスキャンができない仕組みとした。
アパレル企業は百貨店やファッションビルなどの商業施設に出店しているケースが多く、「ウェア」の開始時にバーコードをスキャンできるのはブランドの路面店が中心になると見られるため、新サービスが業界のスタンダードとなるには、引き続きデベロッパーの理解を得る努力が必要になりそうだ。
また、消費者がスキャンした商品を通販サイトで購入したい場合は、参加ブランドの自社通販サイトか同社運営の「ゾゾタウン」に遷移するが、どちらのサイトに誘導するかはブランド側が決められるとしている。
なお、「ウェア」ではファッション感度の高い著名人やブランドの店頭販売員、一般ユーザーが投稿するコーデを検索・閲覧できたり、ユーザーが持っている服や新たに購入したアイテムを「マイクローゼット」に保存する機能など、さまざまな楽しみ方ができる。
一方、参加するブランドにとっては、店頭スタッフにコーデ画像を投稿してもらうことでブランドイメージを訴求したり、来店客の「マイクローゼット」を見れば自宅にある商品を把握できるため、接客の際に提案の幅が広がるという。