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ふくや テレビドラマに特別協賛でアクセス数2倍の反響

2013年 9月 5日 18:05

021.jpgのサムネール画像 ふくやが、特別協賛したテレビドラマが好調だった。想定以上の視聴率を獲得し、放送前後で自社サイトへのアクセス数が2倍となった。ドラマは同社の創業者の生涯を描いた人情味あるストーリーで、博多にゆかりのあるタレントが出演したことが奏功。企業理念の理解深耕につながったようだ。

 テレビドラマは「めんたいぴりり」で、福岡県を中心に放送事業を行うテレビ西日本が開局55周年を記念して制作した。8月3日に第一部を放送し、8月5日から29日までを第二部として全16回で構成する。放送時間は1回15分となる。

 ドラマの原作は「明太子をつくった男」(著
者は川原健氏)で、創業者の川原俊夫氏の生涯や明太子誕生秘話、経営哲学を描いた内容。創業者の生誕100周年を記念してドラマ化を目指すふくやと、開局55周年企画を思案するテレビ西日本の考えが合致したようだ。

 ふくやは特別協賛として番組の制作を支援した。創業者の人柄がわかるエピソードや番組中に使用する明太子を提供したほか、明太子の製造シーンなどを監修した。

 放送時間中はテレビCMを出稿しなかったが、自社サイトでクイズ企画を実施。毎週ドラマ内容にちなんだ問題を出し、当選者には創業時の味を再現した「味の明太子 復刻」を提供。4週連続の応募者に特別プレゼントとしてノートとTシャツなどを贈呈した。

 ドラマと連動して、自社通販サイトでは「味の明太子 復刻」を、ドラマ仕様の包装で販売。また、通販顧客向けにテレビドラマの放送を告知するメルマガを発行し、顧客の興味を喚起した。

 ドラマの視聴率は想定以上となったもよう。奏功したのは、博多出身の監督や脚本家、出演者を起用したことだと分析。視聴者になじみのある方言やイントネーションが視聴のハードルを下げた。ドラマ放送後にサイトのアクセス数が増えており、顧客のファン化に寄与したようだ。

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