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ヤマトグループ バリューネットワーキング構想実現へ第一歩

2013年 8月 8日 16:19

071.jpgのサムネール画像 ヤマトグループは、かねてから神奈川県愛甲郡で建設を進めていた多機能スーパーハブ「厚木ゲートウェイ」を竣工し、8月11日から稼働を始める。7月に公表した「バリューネットワーキング」構想(VN構想)の基盤となる第1号の拠点で、8月6日に開催した竣工式には、関係者約500人が参集した。

 「VN構想」では、付加価値をつけながら素早くネットワークを結節する"止めない物流"、出荷の場所や形態、出荷量を問わない"クラウド型のネットワーク"などを標ぼう。全国の一大都市圏の玄関口にゲートウェイターミナル(GW)を設置し、GW間を多頻度幹線輸送することで当日配送エリアを広げることなどを計画する。

 今回、竣工した「厚木GW」は、約3万7000平方メートルの敷地に8階建(総床面積約90万500平方メートル)の建物を設置。24時間稼働で、最新鋭のマテハン機器の導入による発着同時仕分けなど省力化が図られている。既存の物流ターミナル・厚木ベースの機能を継承する形でのスタートだが、同GWの稼働により、GW間の多頻度幹線輸送の基盤ができることになる。

 ヤマトグループでは「VN構想」の実現に向けたインフラ構築を進めており、9月下旬には羽田クロノゲートが竣工。2016年までに中部および関西地区で同様のGWを設置し、東名阪で「宅急便」当日配送の実施を計画する。


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