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ファミリーマート 宅配事業を開始、店頭販売の日用品など販売

2012年12月13日 10:26

 ファミリーマートは12月12日から、日用品の宅配事業に参入する。子会社で宅配弁当事業を行うシニアライフクリエイトの配送ルートを活用して行うもので、ファミリーマートは店頭で販売する日用品や介護用品などを販売する。これにより、ファミリーマートは1店舗あたり日商1万円の売り上げの上乗せを見込む。

 宅配事業はシニアライフクリエイトがフランチャイズ展開する宅配事業「宅配クック ワン・ツー・スリー(宅配クック123)」と連携して展開。宅配クック123の利用客にファミリーマート商品を掲載したチラシを配布し、宅配弁当と一緒に配送する仕組み。

 ファミリーマートが取り扱う商品は45アイテム。菓子パンと牛乳などをセットした「朝食セット」や、パンや和菓子、飲料、とうふなどの食品のほか、食器用洗剤やトイレットペーパー、大人用おむつなどの日用品となる。ケアマネージャーを対象としたアンケート調査結果を元にラインアップした。

 受注は宅配クック123が行い、前日18時までの注文分をファミリーマートの店舗に発注。配送当日に店頭商品をピックアップして、昼と夕方の2回配達する。店舗出荷型とすることで、店舗売り上げの拡大と、宅配クック123の利便性向上を図りたい考え。

 対象エリアは両店舗間の距離やオペレーションを考慮して選定。12月12日に鹿児島市でサービスを開始。宅配クック123加盟店がファミリーマートに加盟して併設店舗をオープン。併設店舗を拠点として、鹿児島市内を対象にサービスを展開する。

 また、12月17日に東京・豊島区と文京区でサービスを開始するほか、同月19日から神戸市で、また同月21日から愛知県岡崎市、同月26日から岡山市へエリアを拡げる。これら地域は、宅配クック123のスタッフがファミリーマート店舗から商品を調達し配送する仕組み。

 3年後に3000店舗規模まで拡大する予定。対応店舗の拡大に伴い、ファミリーマート店頭でのチラシ配布を検討したい考え。

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