楽天は３月４日、仮想モール「楽天市場」で過去最大規模のセール・キャンペーンを開催する。24時間限定で自動車やバイクなど24種類の高額商品を半額以下で掲載するほか、最大で40倍になるポイントキャンペーンも実施する。同イベントでは初の試みとなる全国エリアでのテレビＣＭを放映しているほか、電車内でも中吊り広告で告知。楽天市場を利用したことがないユーザーにアピールする。同イベントでの流通総額の目標などは非公表。

  開催するのは「楽天スーパーＳＡＬＥ」。「楽天市場」の参加店舗が３月４日の深夜０時から、１時間ごとに自動車やバイク、高級ワイン、高級腕時計、テレビ、ブランドバッグなどを半額以下で、個数限定で出品する。同時に、詳細は未定だが、食品や家電、アパレル商品などの商品もセール価格で多数販売する計画だ。

　また、楽天の「楽天スーパーポイント」を活用したキャンペーンも開催する。購入店舗数に応じてポイント倍率がアップする「買い回り」キャンペーンに加え、楽天カードの申し込みや楽天オークションの利用、さらに楽天のツイッターやフェイスブックページのフォローなどでポイント付与率が増加する仕組みだ。

　イベントへの参加を促すため、15秒間のテレビＣＭの放映も２月27日から開始。ナレーションと文字のみで開始時間や内容を告知している。これまで地方での限定的な放映はあったが、全国エリアでの大々的なテレビＣＭは初めて。「『ＳＡＬＥ』という言葉は分かりやすく、ＣＭに適していると思った」（楽天）とし、新規ユーザーの開拓につなげる考えだ。