「秋冬号の広告なので当然、当該誌の巻頭特集である『原発国民投票』をCMでアピールしただけ。放映されなくて非常に残念」。カタログハウスが11月初旬から放映予定だった同社発行の「通販生活秋冬号」を告知するテレビコマーシャルの放映をテレビ局が拒否したとして、ネット上を中心に様々な声が挙がっているようだ。
当該CMは通販生活秋冬号の特集企画である「原発国民投票」をメーンにアピールした30秒のCMで「原発、いつ、やめるのか、それともいつ、再開するのか。それを決めるのは、電力会社でも役所でも政治家でもなくて、私たち国民一人一人。通販生活 秋冬号の巻頭特集は、『原発国民投票』」という大きく表示された文章をナレーションを担当する俳優の大滝秀治さんが読み上げ、最後に「通販生活」本誌とともに「秋冬号発売中」とするシンプルな内容となっている。
このCMを同社が番組スポンサーとして年間契約でCM枠を持つテレビ朝日の「報道ステーション」および「徹子の部屋」(ともに毎週火曜日)のCM枠で11月15日からの「通販生活」の書店販売にあわせて11月初旬から放映しようとしたところ、「詳細は分からないが、(テレビ朝日の)考査に通らず、放映できなかった」(カタログハウス)という。
カタログハウスはテレビ朝日でのみCMを放映しているため、当該CMはお蔵入りに。現在はカタログハウスのユーチューブ公式チャンネルでのみ配信(=画像)されている。なお、現在、テレビ朝日で放映中のCMは同社の商品と愛用者の声にスポットをあてた別の内容のものとなっている。
カタログハウスのCMがテレビ朝日から放映を拒否された件をコラムニストの天野祐吉さんが11月21日に投稿した自身のブログで「もうご存知の方が多いと思うけど、このCMの放送がテレビ局で断られたんですって。ま、テレビは政治的な意見広告を扱わないことになっているので、これを政治的な意見広告と判断したんでしょうが、さて、どうなのか。」と言及したことや、複数のニュースサイトがこれらを記事化したことなどでツイッターや掲示板などで一気にネット上で広がり、全国紙もコラムで取り上げるなど大きな話題となったようだ。
カタログハウスでは「(当該CMは)カタログの告知を目的に、巻頭特集をアピールしただけでこれまでのCM同様、商品広告。意見広告ではない」としている。
テレビ朝日にCM放映拒否の事実確認やその理由、考査の基準、カタログハウス側のコメントに対する意見などについて聞いたところ、「当該CMついては放送をしておりません。なお、CMについては、民放連放送基準などに則った当社の基準を元に考査し、判断しております。個別の判断理由はお答えしておりません」(広報部)と回答。ただ、一部報道によると11月29日開催のテレビ朝日の定例記者会見で早河社長がその「個別の判断理由」について言及した模様で、カタログハウス側からの当該CMの放送打診を社内で検討した上で民放連の基準に抵触する恐れがあることなどを理由に「断った」とし、原発の賛否両論を取り上げる報道番組の前後で当該CMが流れるのは違和感がある、などと話したようだ。
天野さんは11月23日付のブログ記事で再び今回の問題に触れ、「理由は前にも書いたように、原則としてテレビは『意見広告』を扱わない、ということになっているからです。ま、それも一つの考え方ではあると思います。が、いままではともかく、いまのように日本中が大ゆれにゆれている時代に、国民のための最も強力なメディアが、そんなノーテンキなことを言っていていいんでしょうか」としている。
当該CMは通販生活秋冬号の特集企画である「原発国民投票」をメーンにアピールした30秒のCMで「原発、いつ、やめるのか、それともいつ、再開するのか。それを決めるのは、電力会社でも役所でも政治家でもなくて、私たち国民一人一人。通販生活 秋冬号の巻頭特集は、『原発国民投票』」という大きく表示された文章をナレーションを担当する俳優の大滝秀治さんが読み上げ、最後に「通販生活」本誌とともに「秋冬号発売中」とするシンプルな内容となっている。
このCMを同社が番組スポンサーとして年間契約でCM枠を持つテレビ朝日の「報道ステーション」および「徹子の部屋」(ともに毎週火曜日)のCM枠で11月15日からの「通販生活」の書店販売にあわせて11月初旬から放映しようとしたところ、「詳細は分からないが、(テレビ朝日の)考査に通らず、放映できなかった」(カタログハウス)という。
カタログハウスはテレビ朝日でのみCMを放映しているため、当該CMはお蔵入りに。現在はカタログハウスのユーチューブ公式チャンネルでのみ配信(=画像)されている。なお、現在、テレビ朝日で放映中のCMは同社の商品と愛用者の声にスポットをあてた別の内容のものとなっている。
カタログハウスのCMがテレビ朝日から放映を拒否された件をコラムニストの天野祐吉さんが11月21日に投稿した自身のブログで「もうご存知の方が多いと思うけど、このCMの放送がテレビ局で断られたんですって。ま、テレビは政治的な意見広告を扱わないことになっているので、これを政治的な意見広告と判断したんでしょうが、さて、どうなのか。」と言及したことや、複数のニュースサイトがこれらを記事化したことなどでツイッターや掲示板などで一気にネット上で広がり、全国紙もコラムで取り上げるなど大きな話題となったようだ。
カタログハウスでは「(当該CMは)カタログの告知を目的に、巻頭特集をアピールしただけでこれまでのCM同様、商品広告。意見広告ではない」としている。
テレビ朝日にCM放映拒否の事実確認やその理由、考査の基準、カタログハウス側のコメントに対する意見などについて聞いたところ、「当該CMついては放送をしておりません。なお、CMについては、民放連放送基準などに則った当社の基準を元に考査し、判断しております。個別の判断理由はお答えしておりません」(広報部)と回答。ただ、一部報道によると11月29日開催のテレビ朝日の定例記者会見で早河社長がその「個別の判断理由」について言及した模様で、カタログハウス側からの当該CMの放送打診を社内で検討した上で民放連の基準に抵触する恐れがあることなどを理由に「断った」とし、原発の賛否両論を取り上げる報道番組の前後で当該CMが流れるのは違和感がある、などと話したようだ。
天野さんは11月23日付のブログ記事で再び今回の問題に触れ、「理由は前にも書いたように、原則としてテレビは『意見広告』を扱わない、ということになっているからです。ま、それも一つの考え方ではあると思います。が、いままではともかく、いまのように日本中が大ゆれにゆれている時代に、国民のための最も強力なメディアが、そんなノーテンキなことを言っていていいんでしょうか」としている。