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JADMAがテレビのスポットCMを展開するのは初めて。今年3月の放映を予定していたが、震災の影響で放映時期の延期や内容の見直しが必要と判断。8月をめどに東京、大阪、福岡で放映を予定している。
また、「サプリメント部会」が中心となって進める健康食品の登録制は、8月にも会員各社から登録シートの回収を終えるスケジュールで進める方針。登録制は、会員企業の扱う商品名や安全性のチェック体制など所定の項目のデータベース化を進め、消費者トラブルが発生した際の対応の迅速化を図るもの。「(健食を巡る消費者トラブルについて)会員ではないが、昨今、販売上の問題を起こしている企業も多いように感じる。協会に所属する会員社が(これらアウトサイダーと)違うことを示す上でも確実にやっていきたいと思う」(宮島会長)と決意を表明した。
このほか、今秋には、「公益法人制度改革」の中で公益社団法人として認可申請も行う。これら新規事業に加え、セミナー事業の強化に力を入れ、入会メリットを協会内外に示していく。今年度は、総務部門やIR部門、広報部門の担当者を対象にした勉強会を予定。セミナー事業では、手薄となっているネット専業企業にも参加を働きかけ、入会につなげていく。
昨年度は、広報誌「JADMA NEWS」の機能強化に取り組んだ。電子ブック形式での閲覧を可能にしたほか、掲載内容やレイアウトの見直しに着手。メールマガジンの配信も始め、部数は大幅にアップした。
「法律相談」については昨年9月に専用電話を開設。景品表示法や特定商取引法などに関わる相談は、昨年9月~今年3月までに158件寄せられた。昨年度は月平均5~6件程度で推移していたことから大幅に増加した。法律相談のほか、消費者対応を含めた相談件数は、前年度比35・7%増の611件だった。
ただ、「告知が不十分で利用者が偏っている傾向がみられる」(宮島会長)としており、今年度も継続して会員各社への告知を強化していく考え。
年度末の会員数は正会員が534社(純増・24社)、賛助会員が197社(同1社)の計731社だった。