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セシール、サイトで顧客の声収集

2011年 2月24日 11:45

4men.jpg セシールは2月18日、インナーのリアル店舗「sopo sopi(ソッポソッピ)」のブランドサイト内に「インナー研究所『そっぽそっぴラボ』」を開設した。一般顧客から意見や要望を収集し、商品開発に役立てることを目的としたもので、座談会の開催なども予定する。これによりオリジナル商品の開発を加速させるとともに、顧客とのコミュニケーションを強化。商品・ブランド力を高め、今後の店舗展開の弾みとする考えのようだ。

 セシールが2010年9月に都内銀座の商業施設内に開設した「ソッポソッピ」の1号店は、30~40代女性をターゲットにデザイン性と機能性を兼ね備えた商品を販売している。売場は、ラボ(研究所)をイメージし、「くつろぎ」「きごこち」「めりはり」など、目的別に6つのカテゴリーに分けて商品を提案。実際の商品を手に取れる場を設けることで、既存顧客の購買意欲喚起や新規顧客の獲得につなげることを狙う。

 今回、ブランドサイト内に開設した「そっぽそっぴラボ」では、店舗で展開する6カテゴリーに対応した形で商品開発を推進。概要としては、セシール側で随時開発テーマを提示し、アンケートや座談会などを通じ、顧客から商品に対する意見、要望を収集するというもので、ターゲットとなる30代女性層に親近感を持ってもらえるよう、同年代の女性研究員をイメージしたキャラクターを登場させる。

 1回目の開発テーマは「秋冬に向けて『ホテルや温泉宿での女子会で着たい♪ルームウェア』を作ろう!」で、2月18日から28日までの期間、ネット上で商品の種類や素材、色合い、機能などに関するアンケートを実施。「そっぽそっぴラボ」上でアンケート結果や商品のイラスト・デザイン画、商品サンプルの発表を行い、今秋冬の新商品として店舗で販売を行う予定だ。

 「ソッポソッピ」についてはカタログとネットのサテライト店舗的な位置付けとなっているが、ネットを活用した商品開発の取り組みを通じ、各チャネルの連携をさらに強化していく構えだ。
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