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ヒットの兆し・アクセスジャパン、エクサバイク好調 全身運動で訴求、露出増やし本格展開へ

2009年 8月27日 11:05

独自商品の卸や直接販売などを手がけるアクセスジャパンは今期から、自社開発のエクササイズバイクの本格展開に乗り出す。従来関西で行っていたテレビ通販を東京の他局でも行うなど積極化するほか、健康系の雑誌への広告出稿や自社通販サイトの強化にも着手。露出を増やし、拡販につなげる考えだ。

 本格展開する商品は「サイクルツイスタースリム」(税込・19,800円)。20077月から販売を開始し、現在はBtoCとBtoBの両面で展開している。

BtoBはドロップシッピングのもしもや通販企業などへの卸販売で、売り上げ比はBtoBが6割程度。ただ、ネット販売による売り上げも一年ほど前から安定。「コンスタントに出るようになった」(小野澤明社長)とし、今期から露出を増やし、積極販売していく意向だ。

同商品の特徴は、筑波大学の実験データを基に開発した特殊形状のハンドルバーで、先端に向かって緩やかに内側に曲がり、グリップ部分で急激に外側に湾曲するデザインを採用。同商品は足でペダルを漕ぐ動作とハンドルバーを腕で交互に押す動きが連動する仕組みだが、その際にこのバーにより腰と腕を捻る動きが加わるため、通常の下半身と同時に、腰や腕などの筋肉も鍛えることが可能で「全身運動ができる」(同)という。

また、液晶部分は需要が少ないことなどを考慮し、極力簡素化した仕様を採用。速度や距離、時間、カロリーなどを表示するのみに留めたことで、コンピューターが作動しないなどのトラブルの防止効果もあるとみている。

同商品は、BtoCでは販売開始から関西テレビへの出稿や自社サイトを通して認知度を高め、徐々に出荷数を拡大。販売数は非公表だが、BtoBルートのもしもへの出荷ベースでは月間で約400台になるという。購入層は若年層から高齢層まで幅広く、男性が多いが「女性の利用も伸びている」(同)とする。

 今後は、健康器具に特化した新ブランドの立ち上げを予定。ブランド設立に伴い新サイト開設も計画しており、認知度向上に努める構えだ。

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