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ハーバー研究所 初のレスポンス型TVCM、〝無料〟訴求でCPO改善

2010年 5月 6日 17:17

041.jpg  ハーバー研究所は4月中旬から、リフトアップを目的とした美容液「リフトアップセラム」を訴求するテレビCMを開始した。これに連動して新聞広告や折込チラシを出稿するほか、4月下旬から女性誌への純広告を出稿にも着手。サンプルを30万人に無料配布することで訴求し、新規客獲得につなげる。レスポンス型のテレビCMは初の試みだが"無料"の訴求力が強いことから、新規客1人当たりの獲得単価は通常広告よりも安価になると予想する。

 テレビCMの放送は4月12日から開始。関東は日本テレビに出稿し、全日型のスポットで投下したほか、名古屋などの主要都市で展開。5月連休明けから関西や九州、広島などに投下する予定。5月以降は、地域ごとの販売子会社が出稿媒体を選定し、6月末まで展開していく計画だ。

 これに合わせて、朝日新聞や読売新聞に広告を出稿。加えて、4月下旬からは、新たに女性誌やファッション誌7誌に純広告を出稿する。従来から展開していた雑誌の連合広告を合わせると12誌での展開となる。

 また、通販サイト上の専用ページ「女っぷり向上委員会」を設置し、リスティング広告も開始。CMや紙媒体で誘引したユーザーを専用ページに誘導し取り込んでいく。

 クリエイティブは女優の萬田久子さんを起用。ハリと弾力のある肌に導くことで女っぷりをあげることを想起させる内容とした。紙媒体とテレビCMのビジュアルを統一しインパクトを高めるようにした。
 ターゲットは25歳以上の女性。無料サンプルユーザーに、「リフトアップセラム」の専用リーフレットやカタログを同梱し、本商品の購入につなげる。

 また、リフトアップセラムの継続購入につながらなかったユーザーには、カタログを通じスクワランや美白美容液を提案し、顧客の獲得につなげていく考え。

 今回のキャンペーンの販促費は非公開とするが、無料での訴求が寄与し新規客獲得数がこれまでより増加すると予想。1人当たりの獲得コストはこれまでより安価になることを見込んでいる。

《通販 8号 04面 10》

 
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