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食品宅配2社、"健食"トレンドで野菜人気

2013年10月24日 10:08

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"健康"が食品のトレンドとして広がりをみせている。健康ニーズに対応した商品の取り扱いを推進しており、安心・安全で訴求する農産物を扱う宅配事業者の販路の拡大につながっているようだ。大地を守る会10月15日から、資本業務提携するローソンとのコラボ商品としてサラダを発売した。また、オイシックス10月20日から、販売するオリジナル野菜ジュースの取り扱いを東急ストア全店で開始した。

シンプル調理で味の違いを体験

 大地を守る会がローソンとのコラボ商品として提案したサラダは、2アイテム。大地を守る会が食材を提供し、ローソンが商品を企画した。

 提案するサラダはキャベツやにんじんなど5品目の野菜を使用した「野菜スティックサラダ」(税込価格280円)と、「7品目のごろごろ野菜サラダ」(画像=同260円)。特徴がわかりやすい根菜などを使い、シンプルな調理法で味の違いがわかるようにした。

 コラボ商品はナチュラルローソン全店108店舗で販売する。すでにナチュラルローソン19店舗で大地を守る会の野菜を販売しているが、コンビニエンスストアで野菜を買う習慣が少ないと分析。手軽に摂取できるサラダをきっかけに、野菜の購買意欲を喚起したい考えだ。

 店頭では、「大地を守る会」のブランドを表示して販売。コラボ商品として付加価値を高めてピーアールし、健康・美容への関心が高い来店客の選択肢を増やす考えだ。

 これに伴い、大地を守る会のプライベートブランド商品のラーメンやカレーなど加工食品9アイテムを、ナチュラルローソンで販売する。

「飲むサラダ」で調理負担を軽減

 オイシックスが、東急ストア向けに卸販売した商品は野菜ジュース「Vegeel(ベジール)」(税込価格198円)と「くびれ生活キャロット&アップル」(同158円)の2アイテム。"食べるサラダ"として青果売り場で取り扱い、飲料コーナーで販売されている他の野菜ジュースとは差別化する。

 「ベジール」は人参やトマト、かぼちゃなどを使用し、1本で緑黄色野菜273グラム分を摂取することができる。生食用のトマトを使用するなど、手作り野菜ジュースの食べごたえを再現した。また「くびれ生活キャロット&アップル」は人参とりんご、レモンを使用し、食物繊維5グラムを含有。現代人が不足しているとされる栄養素を補えるとした。

 野菜ジュースを取り扱う店舗は首都圏の東急線沿線に店舗を構える東急ストア90店舗。オイシックスはこれまで、東急ストア内に専用コーナーを出店しているが、野菜調理の手間が購入のハードルになっていると分析する。調理の負担がない飲料は、忙しい朝など日常の飲食シーンに合致するとした。野菜売り場で販売することで、新たなニーズの獲得につなげる。

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