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クレイツ、くし型アイロンが好調、月間平均2万台を販売

2013年 4月 8日 10:47

8-2.jpgクレイツ(本社・福岡市南区、貝塚和敏社長)が販売する、くし型ヘアアイロン「コームアイロン クッシー」と「ロールブラシアイロン」がロングセラー商品となっている。アイロン部分が肌に触れても熱くない構造や、後頭部のボリュームを出すことによる小顔効果が奏功。幅広い年齢に訴求できるとしてカタログやテレビ、ネットなどの大手通販への卸販売が拡大し、月間平均販売数は約2万本となっている。

 クレイツは2011年6月にコームタイプのヘアアイロン「クレイツイオンコームアイロンクッシー」(価格7980円)を発売。また、同年10月にロールブラシ形ヘアアイロンの「クレイツイオンロールブラシアイロン」(同8980円)を投入し、カールの大きさを18ミリ~32ミリの3タイプから選べる品ぞろえとした。それぞれくしの形をしたヘアアイロンで、ストレートヘアとカールヘアを作ることが可能となっている。

 ヒットの要因は、ターゲットを限定しない点。手に触れても熱くないためブラシ感覚で安心して使用できることが寄与。ヘアアイロンに使い慣れていないユーザーでも、ブラシ部分に手を添えて簡単にスタイリングできることなどから、通販向け卸販売が拡大したという。

 また、商品を共同開発した美容師によるスタイリングの協力で美容ニーズを喚起。後頭部のボリュームをアップするヘアスタイルを提案し、小顔効果や見た目の若々しさを訴求することができた。

 これにより、これまでヘアアイロンを使用したことが無かった中高年層や、従来のヘアアイロンに不満を持っていた若年層の需要を開拓。月間で平均約2万本を販売するロングセラー商品となっている。

 販路は現状、カタログ通販やネット販売、テレビ通販の大手企業のほか、家電量販店やバラエティショップなど実店舗で展開。流通経路が不明な小売業者や、模倣品業者などには販売中止を求める通告を行うなどの対応を強化し、商品取引の安全性を確保しているという。

 ロングセラー商品に育成できたことを受けて今後、「ロールブラシアイロン」については新商品の投入を計画。「バージョンアップ商品となる新商品を開発している」(クレイツ)とした。

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