オットージャパンは、2013年を「長期戦略スタートの年」と位置付け、2月12日発刊の春号から基幹カタログの「オットーウィメン」と「オットーマダム」を1冊に統合するのに加え、3月からネット販売に比重を置いた新ブランド「FABIA(ファビア)」をスタートする。8年後の2020年には売上高を現在のほぼ倍の250億円規模とすることを目標に掲げ、新ブランドを基幹カタログに並ぶ柱事業に育てる。
同社は春号から、主力媒体で30~50代女性向けの「オットーウィメン」と、50代以上に向けた「オットーマダム」を1冊にし、媒体名を「Otto(オットー)」(A4判変型、156ページ)に改める。
これまで、「ウィメン」「マダム」ともにコンセプトの"インターナショナルモード"を前面に出してテイストの重なるファッション商材が多かったことに加え、服の趣味・嗜好でエージレス化が進んでいることもあり、顧客は両媒体をあまり区別して見ていなかったという。
また、消費者の多くが豊富な品ぞろえの中から商品を選びたいと考えていることもあって、「2媒体の"いいとこ取り"をしたカタログに刷新した」(田中進会長兼CEO)とする。
ただ、既存顧客が分かりやすいよう、ナチュラルなテイストの商材が多い「マダム」については、リニューアルした「オットー」カタログに従来よりもページ数を抑えてブックインブック形式で残すようにした。
刷新後のターゲット層は自分らしさを求める45歳以上の大人の女性で、発行部数は約100万部。従来の「ウィメン」の中でもウェブ展開を意識した価格帯のアイテムを少し削ったこともあり、中心価格帯は「マダム」に近い1万1000円~1万2000円だ。
誌面では、「インターナショナルファッション=米国」と連想する消費者が多いことから、巻頭でオットーグループの商材や取り扱いブランドなどを説明するページを改めて設けた。
一方、長期戦略において新客開拓という重要な役割を担うのが、ウェブが主力販路となる新ブランドの「ファビア」だ。
当該ブランドは、30~40代で仕事もプライベートもおしゃれを楽しむ女性がターゲット。インターナショナル色は前面には出さず、従来のテイストでは獲得できなかった層を囲い込む。
事業化に当たっては、数千人の30~40代女性へのアンケート調査で浮かび上がった「シンプル」「ナチュラル」「カジュアル」「手が届く範囲の価値ある商品」といったキーワードに応えられる商材を展開する。
これまでのオットーブランドのように1枚で絵になるドレスとは異なり、コーディネート力のある女性が欲しくなるMDを重視。オン・オフ問わずに着用できたり、着回し度の高い商材などをそろえる。
新ブランドは2月8日にリニューアルした通販サイト「オットー・オンラインショップ」に約100商品で先行デビューし、3月15日には約260点の品ぞろえで本格始動。通販カタログ(A4判変型、76ページ)は3月18日に創刊する。
事業の主体はウェブのため、カタログのページ数は抑えるものの、ブランディングの有力ツールと位置付ける。
カタログ発行部数は約50万部。中心価格帯は6000円~7000円で、創刊号ではワンピースを中心に展開するほか、バッグや靴などのファッション雑貨もコーデアイテムとして重視する。
また、ターゲット層にとって自分が着用する姿に現実味が増すよう、ウェブや誌面では日本人モデルも起用する。
新ブランドの周知に向けてはソーシャルコミュニケーションも積極活用する考えで、広告宣伝費は初年度が数億円、2年目以降は4億円規模を投下。「ファビア」の売り上げは3年後にネット販売比率7割で30億円、8年後の20年には150億円規模を目指す。
同社は春号から、主力媒体で30~50代女性向けの「オットーウィメン」と、50代以上に向けた「オットーマダム」を1冊にし、媒体名を「Otto(オットー)」(A4判変型、156ページ)に改める。
これまで、「ウィメン」「マダム」ともにコンセプトの"インターナショナルモード"を前面に出してテイストの重なるファッション商材が多かったことに加え、服の趣味・嗜好でエージレス化が進んでいることもあり、顧客は両媒体をあまり区別して見ていなかったという。
また、消費者の多くが豊富な品ぞろえの中から商品を選びたいと考えていることもあって、「2媒体の"いいとこ取り"をしたカタログに刷新した」(田中進会長兼CEO)とする。
ただ、既存顧客が分かりやすいよう、ナチュラルなテイストの商材が多い「マダム」については、リニューアルした「オットー」カタログに従来よりもページ数を抑えてブックインブック形式で残すようにした。
刷新後のターゲット層は自分らしさを求める45歳以上の大人の女性で、発行部数は約100万部。従来の「ウィメン」の中でもウェブ展開を意識した価格帯のアイテムを少し削ったこともあり、中心価格帯は「マダム」に近い1万1000円~1万2000円だ。
誌面では、「インターナショナルファッション=米国」と連想する消費者が多いことから、巻頭でオットーグループの商材や取り扱いブランドなどを説明するページを改めて設けた。
一方、長期戦略において新客開拓という重要な役割を担うのが、ウェブが主力販路となる新ブランドの「ファビア」だ。
当該ブランドは、30~40代で仕事もプライベートもおしゃれを楽しむ女性がターゲット。インターナショナル色は前面には出さず、従来のテイストでは獲得できなかった層を囲い込む。
事業化に当たっては、数千人の30~40代女性へのアンケート調査で浮かび上がった「シンプル」「ナチュラル」「カジュアル」「手が届く範囲の価値ある商品」といったキーワードに応えられる商材を展開する。
これまでのオットーブランドのように1枚で絵になるドレスとは異なり、コーディネート力のある女性が欲しくなるMDを重視。オン・オフ問わずに着用できたり、着回し度の高い商材などをそろえる。
新ブランドは2月8日にリニューアルした通販サイト「オットー・オンラインショップ」に約100商品で先行デビューし、3月15日には約260点の品ぞろえで本格始動。通販カタログ(A4判変型、76ページ)は3月18日に創刊する。
事業の主体はウェブのため、カタログのページ数は抑えるものの、ブランディングの有力ツールと位置付ける。
カタログ発行部数は約50万部。中心価格帯は6000円~7000円で、創刊号ではワンピースを中心に展開するほか、バッグや靴などのファッション雑貨もコーデアイテムとして重視する。
また、ターゲット層にとって自分が着用する姿に現実味が増すよう、ウェブや誌面では日本人モデルも起用する。
新ブランドの周知に向けてはソーシャルコミュニケーションも積極活用する考えで、広告宣伝費は初年度が数億円、2年目以降は4億円規模を投下。「ファビア」の売り上げは3年後にネット販売比率7割で30億円、8年後の20年には150億円規模を目指す。