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みずほファクター、ネット販売の総合決済サービス開始

2012年 2月23日 17:27

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代金回収業務などを手掛けるみずほファクターはネット販売などに対応したEC総合決済サービスを開始する。沖電気の子会社ペイメントファースト(PF)からネット決済サービス事業を数億円で譲り受け、7月からクレジットカードやネットコンビニ決済などのサービス提供を開始。銀聯カード、永久不滅ポイント決済の展開も計画する。親会社のみずほ銀行が持つ顧客企業を基盤にしながら、既存ネット通販事業者などの開拓を進める。
 
 みずほファクターのEC総合決済サービ参入は、親会社のみずほ銀行の取引先企業のネット販売参入支援を主眼としたもの。PFは沖電気の子会社で、システム開発やネット決済事業を手掛けてきたが、ネット決済について顧客企業数が伸び悩んでいたことなどから、顧客基盤と営業ノウハウを持つみずほ側に同事業を譲渡することにした。
 
 みずほファクターの決済サービスは、PFが手掛けてきたクレジットカードおよび銀行ネット振込、電子マネー決済に、ネットコンビニ決済やペイジー決済を加えた形で展開を開始。導入時期は固まっていないが、銀聯およびクレディセゾンと連携し、銀聯カード、永久不滅ポイントによる決済の取り扱いも計画する。
 
 今春から、みずほ銀行およびPFの顧客企業などにプレセールスを始め、早ければ5、6月頃からサービス利用の申し込みを受け付ける考え。現在、料金体系などの詳細を詰めている段階だ。
 
 通販・ネット販売の決済サービスは、既に銀行や信販、システム、宅配便など様々な系統の企業が手掛けており、競争も激しい。その中にあってみずほファクターは後発になるが、メガバンクの知名度や信用力を活かし、顧客企業の開拓を推進。「数年後に、(EC決済サービス分野で)それなりの位置につける」(同)ことを目指すとしている。
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