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JADMA主要130社の2011年売上高、前年比0.3%増の1兆4784億円

2012年 2月23日 11:27

6men.JPG 日本通信販売協会(JADMA)の売上高月次調査集計によると、対象約130社の2011年の総売上高は前年比0・3%増の1兆4784億4900万円だった(表参照)。「化粧品」や「通信教育・サービス」「その他」などが前年度を大きく下回ったものの、「家庭用品」や「文具・事務用品」「衣料品」などが好調に推移し、全体では前年比で微増となった。

 カテゴリー別に見ると「衣料品」が同1・7%増の3378億4200万円。9月から12月までは4カ月連続でプラス成長した。「家庭用品」は同7・5%増の2500億8800万円で、全項目の中で最も伸長。2桁成長した月が年間で6回あるなど、好調を維持。

 「雑貨」全体は前年比0・9%減の5742億9600万円。3月に2桁減となったものの、それ以外の月はほぼ横ばいで推移した。このうち、「文具・事務用品」は同4・1%増の2175億2200万円。6月から12月までは7カ月連続でプラス成長するなど、年間を通じてほとんどの月で前年を上回った。「化粧品」は同3・9%減の1617億5400万円。5月と10月を除いたすべての月でマイナスとなった。両項目を除いた「雑貨」は同3・4%減の1950億1200万円となった。

 「食料品」全体は同3・2%減の2301億7700万円。3カ月連続のマイナスを年間で2回記録するなど低調に推移した。このうち、「健康食品」は同3・4%減の1643億6600万円となり、全体的にマイナスの月が目立った。健食以外の「食料品」は同2・8%減の658億1100万円だった。

 「通信教育・サービス」は同3・6%減の441億3900万円。4月は20%以上のマイナスを記録するなど低調だった。「その他」は同8・4%減の419億1500万円となり、全項目を通じて最も減少した。7月から12月までは5カ月連続で2桁減となるなど、年間を通じて不調に終わっている。

 加えて、2011年12月度の主要134社の通販総売上高は、前年同月比3・7%増の1391億6800万円となった。「健食」が同8・7%減、「その他」についても同23・4%減と大幅にマイナスとなったものの、「文具・事務用品」が同9・4%増、「家庭用品」が同8・8%増、「衣料品」が同8・5%増となり、全体では前年を上回る結果になった。なお、1社当たりの平均受注件数は、8万7331件(回答110社)。
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