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日本フローラルアート  化粧品通販を開始、「ヴィーナス酵母」で展開

2012年 2月16日 14:11

 日本フローラルアートは化粧品通販を本格化する。3月3日から、美容液を発売。美容液に配合した「高純度ベータグルカン」を独自に「ヴィーナス酵母」と名付け、成分の理解を深める。昨年10月から、新聞広告でテスト販売を実施しており、予想通りのレスポンスを獲得し好調な立ち上がりとなったようだ。売り上げが減少傾向にある通信教育を補完し、通販事業の拡大につなげたい考えで、将来的にシリーズ化を視野に入れ販促を強化していく方針だ。


 
 本格発売するのは「美組 ウェイクアップセラム」(30ミリリットルで税込8400円)。美容液に使用した「ベータグルカン」は紫外線を吸収するSPF機能を持ち、しわやシミを防ぎ透明感のある肌に導くという。

 商品にはFDA(米国食品医薬品局)の安全基準の認証を取得した「高純度ベータグルカン」を使用する。「高純度ベータグルカン」は美容成分として注目度が高いものの、消費者の馴染みがなく理解されるまでに時間がかかると分析。独自に「ヴィーナス酵母」と名付け、他社との差別化につなげる考え。

 また、同商品にはコラーゲンを配合。ヴィーナス酵母との相乗効果で、肌の弾力を高めて引き締め、ハリとツヤのある肌に導くとした。

 ブランドサポーターとして女優の眞野あずささんを起用。目元やほうれい線などを気にする40~60代の中高年層に訴求していく。

 将来的には「美組」のライン展開も視野に入れる。「ヴィーナス酵母」を共通成分として化粧水やクリーム、洗顔石けんなどのラインアップの拡充を目指したい考え。

 本格発売に先駆け昨年10月から地方紙などで全面広告を出稿し、テスト販売を実施。トライアルサイズ(10~20日分9ミリリットル)を1500円で販売したところ、予想通りのレスポンスが獲得し、すでにリピート購入するユーザーもいるとした。

 今年1月から、発行部数の拡大ができる折込チラシでの展開を開始。まずは広告を1パターン用意し、レスポンスを見ながらクリエイティブの精度を高めていく考え。

 同社は通信教育を主力に展開していたが、昨今は苦戦しており雑貨通販が売り上げの半分以上を占めていた。通販が拡大していく中で、雑貨は商品サイクルが早く新商品の開発が課題となっていたという。顧客のリピート購入が見込める化粧品通販を開始することで、売り上げ拡大につなげたい考え。

 化粧品通販では物流やコールセンターのノウハウを活用していく。一方で既存の顧客管理システムの見直しを行い、雑貨通販でこれまで実施していなかったアウトバウンドにも着手するほか、DMを活用してリピート購入を促進する方針。

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