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千趣会、衣料品カタログ再編――ライフスタイル別提案強化

2011年12月15日 12:52

3men.JPG 千趣会はファッションカタログを再編する。基幹カタログの「暮らす服」を刷新する形で、来年1月に「わたしの着たい服」を創刊し、これまで展開してきた主要ファッションカタログを新カタログに集約。顧客の年代層やライフスタイルに応じた商品提案の強化を狙ったもので、商品の開発や見せ方などの部分で新たな工夫を盛り込む。(写真は新カタログ発表会の様子。中央が千趣会の田邉社長、右から2人目がカタログ「輝く人へ」のイメージモデルを務める小西真奈美さん)

 今回のファッションカタログ再編では、基幹カタログの「暮らす服」のほか、「メンズ暮らす服」「大人の服」「ファッションプラス」を新カタログに集約。「わたしの着たい服」として、シングル・ディンクス向けの「愉しむ人へ」、育児ママ向けの「微笑む人へ」、ベルメゾン主要顧客(30代半ば~40代半ば)向けの「輝く人へ」、45才以上向けの「柔らかな人へ」の4誌に分けて展開する。

 また、各カタログのイメージモデルとして、「愉しむ人へ」に大政絢さん、「微笑む人へ」に豊田エリーさん、「輝く人へ」に小西真奈美さん、「柔らかな人へ」に黒田知永子さんを起用。カタログ表紙にイメージモデルの画像を使うほか、巻頭で企画ページを掲載する。

 一方、今回のカタログ再編では、新たな試みとして4誌で統一的に商品を開発。各カタログの掲載商品は、衣料やインナー、シューズ、雑貨など約1万3000~1万5000品番。各カタログ全体の約8割が同じ商品となるが、これにより商品の型や媒体の効率化を図る。

 一方、カタログに掲載する商品の構成部分で、商品を利用シーンやテイストなど開発単位で捉える"カセット方式"の考え方を導入。カタログごとにカセットの組み合わせや商品の見せ方を変え、ターゲット層のライフスタイルなどに応じた商品提案を行う。
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