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イマージュHD 衣料品販売で提携模索、8月中間は黒字転換

2009年10月15日 16:44

 イマージュホールディングスは、衣料品販売で外部企業との提携を目指す。20098月中間の連結業績は、通信販売事業の採算改善などにより、利益面で当初の予想を上回ったものの、衣料品カタログでは個人消費低迷の影響を受け、一人あたりの購入単価の低下が顕著となっており、下期は販売効率の悪い顧客へのカタログ配布を取りやめる方針。今後はネット販売へ注力するほか、会員を保有するネット企業などと組むことで、販路を広げたい考えだ。

 

 客単価の低下傾向が長期間続いていることもあり、提携による販路拡大を狙う。提携する企業に関しては「通販企業に限らず模索したい」(明賀正一取締役)としている。

 

 カタログ部数を削減することや、秋冬カタログの立ち上がりが弱含みなこともあり、20102月期の連結売上高は従来予想を15億円下回る前期比27.4%減の190億円と予想している。

 

 営業利益と経常利益は据え置いているものの、当期純損失は店舗販売事業撤退による追加損失が発生しない見込みとなったことから、従来予想を5,000万円上回る5億円の黒字(前年同期は281,000万円の赤字)を予想する。

 

 20098月中間の連結業績は、営業損益が4400万円の黒字(前年同期は41,000万円の赤字)となった。店舗販売事業から撤退したことで黒字に転換。従来の予想を15,400万円上回った。一方、売上高は通信販売事業が計画通りに推移したものの、店舗から撤退したことで前年同期比27.9%減の908,400万円だった。

 

 経常損益は35,600万円の黒字(前年同期は43,500万円の赤字)。当期純損益は、投資有価証券売却益1億円と南保正義前社長が役員退職慰労金を辞退したことによる債務免除益19,700万円を特別利益として計上したことで、37,000万円の黒字(同173,600万円の赤字)となった。

 

 通信販売事業の売上高は前年同期比12.1%減の886,700万円。衣料品カタログの購入単価が低下したほか、化粧品の売上高も前年をわずかに下回った。営業利益は単価の低下による配送費負担の上昇や、安売り商品の販売比率が高まり利益率が低下したことなどにより、59,700万円(同26.7%減)となった。

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