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新センターの名称は「スクロールロジスティクスセンター磐田」(=写真)。運営は丸紅グループの物流会社、ロジパートナーズに委託する。有効面積は約2万1,000平方メートルで、浜松市にある従来の基幹物流センター「スクロールロジスティクスセンター浜松西」の約1.7倍となる。
全スペースが冷暖房完備で、ICカードを用いた入退室管理や監視カメラなどのセキュリティー体制を構築した。また、トラックターミナルは10トンの大型トラックが12台接地可能となっている。
同社では新センター以外に浜松西・浜松の2カ所で出荷代行を手掛けているほか、冷凍・冷蔵が必要な生鮮食品などは、浜松委託倉庫が運営する物流センターに出荷代行を委託している。新センターでは、新規顧客の出荷代行を中心に取り扱うほか、これまで12カ所の外部の倉庫に委託していた業務も段階的に集約する予定。誤出荷の少なさなど、出荷代行に関するノウハウをアピールすることで、新規顧客の取り込みを狙う。
現在、同社では108社の出荷代行を手掛けており、09年4―6月の出荷件数は約160万件、流通総額は推定で約130億円。すでに28日から8社の出荷代行を開始しており、2011年3月以降は年間350万件の出荷処理を目指している。倉庫がフルに稼働した場合の人員は約400人で、1日の出荷件数は最大で約3万件。
センターの開業にあわせて、ネット販売の受注処理の代行業務を開始したほか、商品の撮影や画像修正、マスターの登録などを行う「ささげサービス」を導入した。
同日、新センターの完成お披露目会で挨拶した堀田守社長は「ネット販売の事業者に対して、微力ではあるが、誠心誠意貢献していきたい」などと述べた。