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今期、パンや牛乳、ソーセージなどの加工食品、冷凍惣菜、納豆などの7品目で値下げを実施。6月下旬から30アイテムを掲載し、年間で100アイテムまで拡充する予定。
このほかにも、「現状、180円の送料を安くする制度の導入も検討している」(緒方社長)とした。
加えて、野菜については一部商品で10%の値下げを実施し、2―3年後に全体で2―3%以上の値下げを行う計画。前期に立ち上げた農業法人「らでぃっしゅファーム和郷」が初年度黒字化を達成し、今後、北海道や九州などへ農業を拡大することも検討していることから、作業の効率化と仕入れコストの削減で野菜の低価格化を目指す。「有機農産物のプライスリーダーを目指す」(緒方社長)方針とした。
これに伴い、週刊カタログの掲載商品を10%増やし1,100アイテムを提案する。カタログは4ページ増やして52ページとし、値下げした日常的な食品や、隔週掲載商品の売れ筋アイテムの露出を拡大。1号あたりの売り上げは2,000万円の上乗せを予定する。
また、ネット販売については今年6月に本格化する予定で、初年度は1億円の売り上げを見込む。1商品から注文可能で最短3日で届ける利便性と、良質で低価格な食品の販売を打ち出し、「他社へ流出してしまった顧客や、宅配を利用しない世帯年収の高い共働きの家庭の受け皿として位置付けていく」(緒方社長)考え。
今期、販管費については前年比4.9%増の78億9,000万円を予定。従来の折込広告を中心としていた新規客獲得を、ネットにシフトし、アフィリエイトやリスティング広告、SEOへ販促費を投下。またイベントへの参加や他社とのアライアンスによる相互送客を強化していく考え。「プロモーションコストは前期並みを予定しているが、昨年からのシステム刷新に関するコストを計上する」(緒方社長)ため販管費は前年を上回る見込み。