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ファンケル アクネケアをリニューアル、使用ステップ変更し訴求力高める

2010年 4月 1日 17:39

 ファンケルは4月20日、ニキビに悩む女性向けのスキンケアシリーズ「無添加アクネケア」をリニューアルした。シリーズは、繰り返しできる"ニキビぐせ"に対応したもの。独自の研究で繰り返しできるニキビには過剰な油分に加え、「水分蒸散量」が関係していることが分かったため、使用ステップなどの変更で、顧客への訴求力を高める狙い。

 「無添加アクネケア」(全4品、税込500―2,000円)は、ニキビに悩む20―30歳代の女性をメーンターゲットにしたもの。同じ箇所に繰り返しできる"ニキビぐせ"に着目し、その根本的な原因にアプローチする。

 ラインアップは基礎ケア2アイテム(化粧液と保湿ジェル)とスペシャルケア2アイテム(美容液とオイルコントロールパウダー)。

 一般的にニキビは皮脂(油分)が酸化した過酸化脂質が毛穴を刺激し、原因となるアクネ菌が増殖することでできる。ニキビ肌は皮脂が多いため乾燥しないと思われがちだが、ファンケル独自の研究では「水分蒸散量」も多く、このことが肌のバリア機能低下を招いていることが分かったという。

 今回のリニューアルでは、「水分蒸散量」の低下を防ぐことに着目。日常的に使用する基礎ケアに「保湿ジェル」(12グラム、税込1,890円)を組み込むことで、肌の水分蒸散量を抑え、バリア機能の低下を抑える。このほか、抗酸化力の高いイネの葉抽出エキス「早摘みイネ複合成分」を新たに配合することで過酸化脂質の抑制も図る。

 また、3ステップ(洗顔↓化粧液↓乳液)の使用で訴求する他のスキンケア製品群と使用ステップを同じにすることで、顧客に分かりやすく提案。顧客への訴求力を高める狙い。従来は、洗顔後に日常的に使用する基礎ケアとして化粧液のみラインアップしており、使用ステップが分かりにくかった。

 民間信用調査機関の調べによると、2009年のアクネケア市場は前年比5%増の328億円となる見込み。大人向けニキビ対策商品の増加が寄与し、年々、増加傾向にあるという。

 ファンケルの調べによると、20―50歳代の女性の約5割が「同じ部分に繰り返しニキビができる」と感じており、7割が「ニキビが治りにくい」と感じるなど、"ニキビぐせ"への対応が主な訴求ポイントになっている。
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