海外ファッションのネット販売を手がけるwaja(ワジャ)は、安い理由を明記したアウトレット商品専用の通販サイト「REASON(リーズン)アウトレット」が好調のようだ。今後はネイルやスポーツ商材、キッチン雑貨などファッションアイテム以外にも品ぞろえの幅を広げ、主要ターゲットである女性顧客のライフスタイルに寄り添った商品提案を強化する。
同社は、約2年半前にブランド公式のアウトレットECとして「リーズンアウトレット」を開設。"理由がわかるアウトレット通販サイト"をキャッチコピーとし、各商品に値下げの理由(リーズン)を示すアイコンを表示しており、例えば「2014AW」とあれば前シーズンの秋冬物で、「サンプル」と表示されている商材は展示会などにサンプル出品した商品など、事前に商品の詳細や状態を知らせることでアウトレット品への不安を解消する工夫をしている。
主力サイト「waja」で培った1点物の撮影技術、フルフィル力を生かし、1点しかないサンプル品やワンサイズだけ残った商品など、他社では最低ロット数に届かず取り扱えない商品も販売できる点を強みに、掘り出し物が見つかるサイトとして成長してきた。
昨今、ネット上でもファミリーセールが浸透してきたことや、期間限定ではなく消費者が好きなときに買える常設のアウトレットECというメリットを前面に打ち出す目的で、今年4月にサイトのキャッチコピーを"365日、毎日がファミリーセール"に変更した(=
画像)。
同時に、サイトのテーマを女性客が好きな「ハッピー&ラッキー」とした。男性とは異なり、女性は商品のスペックよりもストーリーや実際に使っている場面をイメージして購入することが多いため、アウトレットECでも着用シーンを連想しやすい提案を強化する。
また、ファッション商材以外にもライフスタイルに関連する品ぞろえを充実させる方針で、一環として、7月初めにはオーピーアイジャパンが展開するネイル製品の取り扱いを始めるという。
現状、アウトレットサイトでは靴やバッグを増やしているほか、サングラスなどのファッション小物の取り扱いも開始。7月以降はネイル製品やコスメ、ゆくゆくはキッチン雑貨やスポーツ商材まで、オン・オフのライフスタイルを充実させる商品を扱う計画だ。
wajaによると、「リーズンアウトレット」の開設当初は、「waja」で売れている商品、ブランドと近いゾーンからスタートしたが、最近はアウトレットサイトならではのアイテムが支持されてきているようだ。というのも、靴やコスメなどは関税が高く、「waja」の個人バイヤーが出品するのにはハードルが高い。その点、アウトレットサイトは同社が海外ブランドの日本法人などから商品を仕入れることで、「waja」では少なかったカテゴリーを拡充できるメリットもあるようだ。
集客面では、「リーズンアウトレット」に訪れる顧客の約6割が「waja」の商品一覧ページから訪問しているため、新規客の獲得は課題だ。既存顧客に向けては、会員先行セールなどを実施しているほか、5月からは「LINE@」の活用をスタート。友だち登録したユーザーにキャンペーンや特集などの情報を発信するのに加え、ユーザーからのメッセージに対して事前に設定した文章を自動返信する機能「自動応答メッセージ」を活用し、ユーザーが「クーポン」とコメントするとクーポンコードを返信する取り組みを行ったところ、売り上げにもつながったようで、今後も月に1~2回は「LINE@」を絡めた企画を実施するという。
なお、2015年9月期のアウトレットサイトの売上高は前年比50%増を見込んでいる。
同社は、約2年半前にブランド公式のアウトレットECとして「リーズンアウトレット」を開設。"理由がわかるアウトレット通販サイト"をキャッチコピーとし、各商品に値下げの理由(リーズン)を示すアイコンを表示しており、例えば「2014AW」とあれば前シーズンの秋冬物で、「サンプル」と表示されている商材は展示会などにサンプル出品した商品など、事前に商品の詳細や状態を知らせることでアウトレット品への不安を解消する工夫をしている。
主力サイト「waja」で培った1点物の撮影技術、フルフィル力を生かし、1点しかないサンプル品やワンサイズだけ残った商品など、他社では最低ロット数に届かず取り扱えない商品も販売できる点を強みに、掘り出し物が見つかるサイトとして成長してきた。
昨今、ネット上でもファミリーセールが浸透してきたことや、期間限定ではなく消費者が好きなときに買える常設のアウトレットECというメリットを前面に打ち出す目的で、今年4月にサイトのキャッチコピーを"365日、毎日がファミリーセール"に変更した(=画像)。
同時に、サイトのテーマを女性客が好きな「ハッピー&ラッキー」とした。男性とは異なり、女性は商品のスペックよりもストーリーや実際に使っている場面をイメージして購入することが多いため、アウトレットECでも着用シーンを連想しやすい提案を強化する。
また、ファッション商材以外にもライフスタイルに関連する品ぞろえを充実させる方針で、一環として、7月初めにはオーピーアイジャパンが展開するネイル製品の取り扱いを始めるという。
現状、アウトレットサイトでは靴やバッグを増やしているほか、サングラスなどのファッション小物の取り扱いも開始。7月以降はネイル製品やコスメ、ゆくゆくはキッチン雑貨やスポーツ商材まで、オン・オフのライフスタイルを充実させる商品を扱う計画だ。
wajaによると、「リーズンアウトレット」の開設当初は、「waja」で売れている商品、ブランドと近いゾーンからスタートしたが、最近はアウトレットサイトならではのアイテムが支持されてきているようだ。というのも、靴やコスメなどは関税が高く、「waja」の個人バイヤーが出品するのにはハードルが高い。その点、アウトレットサイトは同社が海外ブランドの日本法人などから商品を仕入れることで、「waja」では少なかったカテゴリーを拡充できるメリットもあるようだ。
集客面では、「リーズンアウトレット」に訪れる顧客の約6割が「waja」の商品一覧ページから訪問しているため、新規客の獲得は課題だ。既存顧客に向けては、会員先行セールなどを実施しているほか、5月からは「LINE@」の活用をスタート。友だち登録したユーザーにキャンペーンや特集などの情報を発信するのに加え、ユーザーからのメッセージに対して事前に設定した文章を自動返信する機能「自動応答メッセージ」を活用し、ユーザーが「クーポン」とコメントするとクーポンコードを返信する取り組みを行ったところ、売り上げにもつながったようで、今後も月に1~2回は「LINE@」を絡めた企画を実施するという。
なお、2015年9月期のアウトレットサイトの売上高は前年比50%増を見込んでいる。