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あさひ  EC訴求するテレビCM放映、自転車店舗受取の利用促進へ

2014年 7月10日 09:25

 4-2.jpg自転車専門店を展開するあさひは7月4日、同社のイメージキャラクターである堀北真希さんを起用したCM放映を開始した。同社が強化している通販サイトで受注した商品を全国の店頭で受け渡すサービスを訴求。ユーザーがスマートフォンを使って簡単に注文できて店頭で商品を受け取ることができる便利さを伝え、サービスの利用促進につなげていく。

 堀北さんが出演しているのは「じっくり選べる篇」と題された15秒のCMで、堀北さんが映画撮影の待機時間に夢中になってスマホで自転車を選んでいた結果、映画撮影中に間違って「あさひ」という単語を連発してしまうというもの。関東・中部・関西地区で7月24日まで放映される。また、30秒の長さのCMもあさひのオフィシャルサイトを通じて見ることができる。

 同社は2013年3月から、ユーザーがネットを通じて自転車を選び、店頭で整備された自転車を受け取ることができるサービスを提供してきた。ユーザーが通販サイトを通じて注文すると、1週間から10日で近くの店舗で商品を受け取ることができる。

 店頭では専門スタッフがサドルの高さ調整やチャイルドシートの取り付けなどを行い、防犯登録や保険手続きもその場で済ますことが可能。店舗受取の場合は送料が無料で、そのまま自転車に乗って帰ることができる。

 同社は全国に365店舗(7月1日時点)をチェーン展開しているが、店頭では平均700台の自転車を陳列するが、サイトでは2万商品を取り扱い、そのうち5000台が店舗受取に対応している。取扱対象となる商品数が増加したため同社ではCMのほか交通広告、ウェブ広告などを活用して、店舗受取サービスを積極的にアピールしていく。

 7月3日に都内で行われた記者発表の場では、下田社長とイメージキャラクターの堀北真希さんが登壇した(=写真)。下田社長によると、これまでの取り組みを経て「この店舗受取サービスが確実にお客様のニーズを捉えることができると確信した」という。

 また、自社通販サイト「サイクルベースあさひ ネットワーキング店」も刷新。サイト内のコンテンツを整理し、見やすいレイアウトに変更し、スマホにも対応して利便性を高めた。

 同社は楽天とヤフーの仮想モールにも出店しており、これまでも店舗受取りサービスに対応していたが、今年5月に仮想モールでの受取サービスは中止した。店舗受取サービスについては当面、自社通販サイトだけに絞って提供していく。


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