食品通販各社では加工済み野菜と調味料をセットにした「料理キット」の展開を強化している。らでぃっしゅぼーやは6月23日、カット済み野菜と調味料をセットにした料理キットの販売を開始する。開封から10分で完成する手軽さと、まな板などの洗いものを出さずに調理できる利便性で訴求する。料理キットはオイシックスが"プレミアム感"のある品ぞろえを実現しているほか、コープネット事業連合でもラインアップを強化している。
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食品通販各社が「料理キット」の取り扱いを強化する背景に、働く女性の増加で家事の負担を軽減したいニーズへの対応がある。主力の野菜の販売では下ごしらえなどの工程が負担になっていた。料理キットの提案で商品の選択肢を広げることで、顧客の使い分けを促したい考え。
らでぃっしゅぼーやが発売するのは「私が仕上げる10分キット」シリーズで、まずは4アイテムを発売した。今秋をメドに品ぞろえを拡充する考え。
同商品は3工程で食卓に出せるように開発。洗浄済みの野菜カットとソースをセットし、ソースに肉を入れるなどの工夫で下処理を不要とした。まな板や包丁を使わずに調理できる手軽さで差別化し、洗い物を減らし家事の負担の軽減につなげる。
食材は同社の契約生産者の有機・低農薬野菜を使用した。鮮度の良いうちに加工して冷蔵で配送するため、野菜の味や食感を感じることができるという。このほか、調味料は添加物や化学調味料を不使用とし、食の安心・安全のニーズに対応した。
品ぞろえは「国産豚の黒酢酢豚セット」や「国産豚の回鍋肉セット」など4商品。1キットあたり2人前で、税込価格は1296円となる。
共働きの家庭の増加に伴い、調理時間を短縮したいニーズが拡大傾向にあるという。一方で、市販商品は食材のカットや下ごしらえが必要になるなど調理の手間がかかっていた。
「私が仕上げる10分キット」は包丁を使わず3工程で簡単に調理できる商品設計とし、洗い物を減らし家事の時間短縮を実現する。
オイシックスでブラジル料理も 食品通販各社では、料理キットの差別化策に注力している。「KitOisix」を販売するオイシックスでは6月12日から、ブラジル料理の料理キット(2人前同1598円)を発売。サッカーのワールドカップ開催に伴うもので、20分で「フェジョアーダ」や「バナナのフリット」を完成することができる。
「KitOisix」はこれまで、有名シェフや地方自治体とのコラボメニューを期間限定で販売してきた。普段とは違うメニュー提案でプレミアム感を訴求し、他社との差別化を図ってきた。5月15日時点で、累計販売数が30万キットを突破し好調に推移している。
一方、「そろってgood!」を展開するコープネット事業連合は、料理キットのバリエーションを増やして展開している。4月28日から、メインと副菜をセットにした「副菜付コース」(2人前同1045円)をはじめた。ボリュームや食卓の品目数などのニーズに対応することで利便性を高めている。
これによりメインの「主菜コース」と配達曜日とおかずを選択できる「選べるメニュー」と合わせて、3コースを用意。平日毎日配達する利便性で顧客の時短ニーズに対応したい考え。
食品通販各社が「料理キット」の取り扱いを強化する背景に、働く女性の増加で家事の負担を軽減したいニーズへの対応がある。主力の野菜の販売では下ごしらえなどの工程が負担になっていた。料理キットの提案で商品の選択肢を広げることで、顧客の使い分けを促したい考え。
らでぃっしゅぼーやが発売するのは「私が仕上げる10分キット」シリーズで、まずは4アイテムを発売した。今秋をメドに品ぞろえを拡充する考え。
同商品は3工程で食卓に出せるように開発。洗浄済みの野菜カットとソースをセットし、ソースに肉を入れるなどの工夫で下処理を不要とした。まな板や包丁を使わずに調理できる手軽さで差別化し、洗い物を減らし家事の負担の軽減につなげる。
食材は同社の契約生産者の有機・低農薬野菜を使用した。鮮度の良いうちに加工して冷蔵で配送するため、野菜の味や食感を感じることができるという。このほか、調味料は添加物や化学調味料を不使用とし、食の安心・安全のニーズに対応した。
品ぞろえは「国産豚の黒酢酢豚セット」や「国産豚の回鍋肉セット」など4商品。1キットあたり2人前で、税込価格は1296円となる。
共働きの家庭の増加に伴い、調理時間を短縮したいニーズが拡大傾向にあるという。一方で、市販商品は食材のカットや下ごしらえが必要になるなど調理の手間がかかっていた。
「私が仕上げる10分キット」は包丁を使わず3工程で簡単に調理できる商品設計とし、洗い物を減らし家事の時間短縮を実現する。
オイシックスでブラジル料理も
食品通販各社では、料理キットの差別化策に注力している。「KitOisix」を販売するオイシックスでは6月12日から、ブラジル料理の料理キット(2人前同1598円)を発売。サッカーのワールドカップ開催に伴うもので、20分で「フェジョアーダ」や「バナナのフリット」を完成することができる。
「KitOisix」はこれまで、有名シェフや地方自治体とのコラボメニューを期間限定で販売してきた。普段とは違うメニュー提案でプレミアム感を訴求し、他社との差別化を図ってきた。5月15日時点で、累計販売数が30万キットを突破し好調に推移している。
一方、「そろってgood!」を展開するコープネット事業連合は、料理キットのバリエーションを増やして展開している。4月28日から、メインと副菜をセットにした「副菜付コース」(2人前同1045円)をはじめた。ボリュームや食卓の品目数などのニーズに対応することで利便性を高めている。
これによりメインの「主菜コース」と配達曜日とおかずを選択できる「選べるメニュー」と合わせて、3コースを用意。平日毎日配達する利便性で顧客の時短ニーズに対応したい考え。