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ハーバー研究所、美容液で新規客獲得へ

2010年 2月25日 19:13

8t.jpg ハーバー研究所(本社・東京都千代田区、小柳昌之社長)は、1月に発売した美容液「リフトアップセラム」を軸に新規客の獲得を進める。リフトアップの商品名称で細かな商品説明をしなくとも顧客の理解が得られやすいと判断。2月17日に開催した決算説明会で小柳社長は「新聞広告を中心に展開し、インフォマーシャルもテストしたい」と説明。第3四半期業績で前年割れした基礎化粧品ジャンルの建て直しを図り、スクワランに続く2本目の柱として育成していく考えだ。

 「リフトアップセラム」(15ミリリットルで3360円)の主力成分は独自開発した「アプレシエ」。浸透の早い水溶性と、肌の奥まで浸透する油容性の特性があるビタミンC誘導体で、1月の発売以降、既存客の既存客で効果を実感したとの声が多かったという。

 同商品は洗顔後、化粧水の前に顔全体に馴染ませて使用する。美顔器「イオンマイエステ」との併用で美容成分の浸透を促しハリのある肌へ導くという。同社では競合する他社からもエイジングケア商品が販売されていることから市場があると分析。「広告ではうたいにくい『リフトアップ』が商品名称。説明しなくても高い訴求力が期待できる」(小柳社長)とし、同商品で新規客を獲得することにした。

 従来から展開する「スクワラン」での新規客獲得は「新聞広告とインフォマーシャルが好調で予定通り」(同)とする。ただ、スクワランの小サイズ化による客単価の低下や、化粧水などの鈍化で基礎化粧品ジャンルの第3四半期売上高は前年同期比2.7%減の51億3千万円と苦戦。「リフトアップセラム」の新規客獲得で基礎化粧品の建て直しを図る狙い。

 同商品による販促は今冬から本格化する。真夏時を除く通年で展開し、独自成分「アプレシエ」で訴求する。「"エイジングケアに歴史的革命"のコピーで、新聞広告を中心に大々的に攻めていきたい」(小柳社長)考え。
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