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ハーバー研究所 男性向け化粧品に参入 新ブランドを提案

2010年 2月11日 12:29

ハーバー研究所(本社・東京都千代田区、小柳昌之社長)が男性向け化粧品に参入した。子会社の男の美学(本社・東京都千代田区、古俣徳康社長)を通じて2月1日、新ブランドを発売。男性向け化粧品の問い合わせがあったことからニーズがあると判断したもので、男性の肌トラブルの原因が潤い不足であることに着目し、共通成分として竹炭や柿タンニン、朝鮮人参などの5成分を配合した。ハーバー研究所が持つ販社への卸販売を通じた通販展開で、3年後の黒字化を目指す。

男の美学は男性向け化粧品の製造・販売を目的に07年11月に設立。女性化粧品が飽和状態にあるものの、男性向けは微増で拡大していると分析。ハーバー研究所グループの持つ販路を活用することで収益を確保できると判断し、女性を中心としたハーバーブランドと分けることにした。

 発売した「男の美学」シリーズは洗顔石けん「ブラックフォースソープ」(税込価格1050円)、化粧水「SQフォースローション」(税込価格3150円)、シャンプー「ブラックフォースシャンプー」(税込価格は2100円)。初回生産ロットは数千個で、洗顔石けんは1050円と購入しやすいため、化粧水などと比べて生産量は2倍を用意している。

 同社のモニター調査でべたつきを気にするユーザーが乾燥の悩みを持つ傾向があることが分かった。潤い不足が肌のべたつきや乾燥のトラブルを引き起こすとし、潤いを補い、肌の調子を整えるコンセプトで開発した。

 共通成分は竹炭などのほかに、スクワランやティーツリー油となる。洗顔と化粧水の手軽なケアで、臭いの元である雑菌の繁殖を抑制し、肌荒れなどケアするという。

 ターゲットは30代以上の男性で、ハーバー研究所の40代女性を中心とした顧客の"ついで買い"を想定。カタログ「無添加通信」内での紹介や、販社のコールセンターを通じた提案のほか、商品への同梱チラシなどで訴求する。

 2月に配布したカタログ「無添加通信3月号」では3ページに渡って紹介した。内容は男の美学で制作し、コンセプトの理解深耕に注力。訴求ポイントを「機能」と「特徴」に分けて説得力を持たせ、女性だけでなく男性が見ても分かりやすい内容とした。発売キャンペーンとして2100円以上の購入者にはボディタオルをプレゼントする。




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