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ファンケルの化粧品、"アンチストレス"軸に展開

2013年 9月12日 09:58

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ファンケル(本社・横浜市中区、宮島和美社長)が「アンチストレスケア」を軸に化粧品事業の再構築を図る。「アンチストレスケア」とは、肌に負担をかける成分の"無添加"だけでなく、肌ストレスに有効な成分の配合で肌が受けたストレスを回復し、肌機能を正常に整えること。11月20日には、そのコンセプトに基づき、主力製品の一つであるクレンジングをリニューアル。クレンジング単体で初年度、前年比15%増の売り上げを目指す。

ファンケルは来年4月に持株会社体制に移行。健康食品と化粧品事業を分社化する。

 化粧品事業は、「アンチストレスケア」というコンセプトを中核に独自価値を形成。パーソナル化粧品や高齢化社会に対応した新ラインの検討など、個々の利用シーンやニーズ、ターゲットに適した製品ラインアップの展開で顧客基盤の強化を図る。

 新たな流通チャネルの開拓など販売チャネルも拡大。新規客との接点を増やし、これまで獲得できていなかった顧客にアプローチして市場の拡大も図る。クレンジングの処方ノウハウも多く保有しており、PBやOEM供給に対応していく。

 11月には、主力のクレンジングをリニューアルする。

 新製品の「マイルドクレンジングオイル」(120ミリリットル、税込1785円)は、「クレンジング力の強化」と「バリア機能・うるおいの保持」を両立させつつ、使用中の"こする"動作による肌ストレスの蓄積を抑えたもの。さまざまな特性を持つオイルの配合バランスなどを考慮した処方でこれを実現した。

 新配合の「するんとオフオイル」は、流動性が高く、水になじみやすい分子構造を持つ。肌をこすらずにのばせ、ウォータープルーフのマスカラやアイライナーなど落ちにくいメークにも対応力を持たせた。一方で、洗い流す際も肌をこすらずすすげるため、肌のバリア機能に負担をかけない。同じく新配合の「角栓クリアオイル」は、毛穴の汚れを除去する機能が高いという。

 ファンケルでは今秋、リニューアルオープンする「ファンケル銀座スクエア」で10月20日から先行発売するほか、ウェブを中心としたプロモーションで新規客との接点を創出していく。

 「マイルドクレンジングオイル」は09年2月のリニューアルから約2260万本以上を販売する(今年8月時点)。

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