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JSCは昨秋から展開中の漁の様子をネット上で生中継し"とれたての魚"を鮮度を保ったまま、数量限定でネット販売し即出荷する「トルトコミテ」の新たな試みとして初めて農産物の取り扱いをスタート。その第一弾として7月11日から、JA新おたると提携して北海道余市郡仁木町産の糖度が8~10度を超えるブランドミニトマト「愛してアイコ」の販売を開始した。
「トルトコミテ」では同トマトの特徴や生産している農園、育成中のトマトの様子などを生中継しながら8月に食べごろを迎える「愛してアイコ」を1箱(1キログラム)1780円(税込)、3箱(3キログラム)4280円(同)で予約販売受付を実施した。実際のトマトの発送は食べごろを迎える8月に入ってから収穫・発送するという。この結果、7月11日当日だけで300セットを超えるなど「『トルトコミテ』では過去最高の売上点数を受注した」(同社)として高い反響があったようだ。
「『トルトコミテ』のフェイスブックの『いいね!』の数は3万を超えるなど昨秋に開始してから徐々に認知度や利用者数が増えてきたということがベースにあることや、これまでの海産物とは異なる初の野菜だったこともあり、利用者にとって目新しかったこと。また、海産物に比べ野菜の方が値段も手ごろで調理もしやすいと思われた人も多かったのではないか」(同)と高い反響の理由について分析する。
今回の「トルトコミテ」ではミニトマトの予約販売のほか、実際にトマトの収穫の際に、農園に訪問して農園の見学や試食会に参加する「応援リーダー」の募集など顧客参加型イベントも開始。8月22日に、食べごろを迎えた同トマトの収穫の様子などを交えて「トルトコミテ」で再度、配信しネット販売を行う予定だがその際に、「応援リーダー」(抽選で5人選出)の試食会の様子や農家の人との会話なども「トルトコミテ」で生中継する予定。
7月中旬には農産物取り扱いの第二弾としてJAきたみらい(北海道北見市)の「新たまねぎ」の紹介を行う予定。今後の、「トルトコミテ」では漁の生中継による海産物と今回から始めた農産物をバランスを見ながら、都度、紹介していく考えとしている。