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フェリシモ、基幹カタログを刷新、雑貨は50代まで対象に

2013年 3月14日 10:20

4-1.jpgフェリシモ(本社・神戸市中央区、矢崎和彦社長)は3月8日、同日に春夏号を発売した雑貨カタログ「kraso:(クラソ)」と20代後半から30代女性向けの衣料品カタログ「IEDIT(イディット)」を刷新したと発表した。クラソはターゲットを20代から50代までと従来よりも幅広くしたほか、イディットは年齢や服のテーストなど、ターゲットを限定しないカタログとした。これまでよりも幅広い層から顧客を取り込むことで、カタログの売り上げ増を狙う。

クラソは20代から30代をターゲットにしてきたが、春夏号からは50代までとした。同社では40代や50代を対象としたカタログは発行していなかったが、「現在の顧客が年齢を重ねた場合でも、継続して買ってもらいたい」(コーポレートコミュケーショングループ)として、対象となる年齢層を従来よりも拡大。これまでは、加齢で対象を外れた顧客と新規の顧客が入れ替わることで顧客数を維持してきたが、今後はより高齢化が進むことから、ターゲット層を広げることで売り上げの拡大を狙う。

 同社では3月から社内体制を刷新し、商品開発の部隊と販促の部隊を分離した。雑貨は衣料品に比べて、好みやサイズといった制約が少ないことから、バラエティーに富んだ個性的な商材を開発、掲載することで多様な要望に応える。新カタログは普段着を販売する「サニークラウズ」もとじ込んでおり、ページ数は秋冬号の294ページから452ページまで増えている。

 また、刷新記念として一部書店・コンビニエンスストアで、カタログと同時に「上品ゴムベルト」など人気商品の同時販売を行う。コンビニでの商品販売は初めてという。

 一方、イディットではカタログのコンセプトを「ファッション・コンシェルジュ」とし、顧客を「大人のおしゃれ」に導くようなコーディネート提案を行うという。

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