韓国の有力企業グループであるＣＪグループ傘下のＣＪプライムショッピングは独自のヘアケアブランドを立ち上げ、２月９日からヘアドライヤーとヘアアイロンの販売を開始した。通販のほか、家電量販店などへの卸販売も行なう。商品パッケージやテレビＣＭにモデルのローラさんを起用して拡販。ＯＬ層や主婦層など幅広い年齢の顧客を獲得したい考え。ヘアアイロンとヘアドライヤー合計で初年度15万台の販売を目指す。（媒体研究「紙・電波」に関連記事）

　同社が新たに立ち上げたオリジナルヘアケアブランドは「ツヤモテ　ビューティー」。同ブランドの第１弾商品として、２月９日から「ツヤモテ　ビューティー　ヘアドライヤー」（税込１万４８００円）と「ツヤモテ　ビューティー　マルチヘアアイロン」（同９９８０円）の販売を開始した。同商品は協力会社のツヤモテ・ビューティー（本社・東京都港区、金谷薫社長）が開発・製造し、ＣＪプライムが独占販売するもの。

　同ブランドのヘアドライヤーは毎分１・７立方メートルというヘアサロンで使用される業務用ドライヤー並みの大風量で高い速乾性とセット力が特徴。マルチヘアアイロンは最高温度が２２０度というプロ仕様の設定で瞬時にスタイリングができることなどを"売り＂とする。両商品とも本体はダイヤモンドキルティング加工となっており、ターゲットである女性層を意識したスタイリッシュでかわいらしいデザインを採用している。

　同ブランドのイメージキャラクターとして、モデルでタレントのローラさんを起用。商品パッケージにも使用するほか、２月11日から全国で放送を開始したテレビＣＭ「ローラ　ツヤモテドライヤー実感篇」にも出演。「女性から人気の高いローラさんを起用することで幅広い層の女性に訴求する」（田端社長）考え。

　２月６日に都内で開催した同商品の発表会にはローラさんも登場。「髪の毛が多く、いつもは乾くまで時間がかかっていたがこのドライヤーは風量が強く、すぐ乾いて便利。また、パリのホテルにおいてありそうなダイヤモンド柄のデサインでかわいくて気に入っている」と同商品をアピールした。

　今後、ヘアドライヤーおよびヘアアイロンはＧＭＳや家電量販店、バラエティショップへの卸販売や自社通販で展開。ネット販売のほか、２月下旬からＢＳ局や地方局などでインフォマーシャルの放映も行なう。ドライヤーとヘアアイロン合計で初年度15万台の販売を目指す。今後、同ブランドから様々な美容家電を販売していく計画で同社の売り上げの柱に育てていきたい考えだ。