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ヤフーが「ヤフー!メール」で開始する広告は、以前から展開している興味連動型広告「インタレストマッチ」を活用する。メール本文をサーバーで解析し、ユーザーの興味に合致すると思われる広告を自動で配信する仕組みだ。
メールを解析した広告は受信メールを開いたときにページ下部に表示する。検索結果ページや連携するアドネットワーク内での表示は今は「想定していない」(ヤフー広報)とし、メール内での表示のみに留める予定だ。メールを解析して広告を表示する旨は「ヤフー!メール」のトップ画面や会員へのメールで告知している。
これまでメール内で表示してきたインタレストマッチ広告はユーザーの閲覧ページの内容や閲覧履歴を解析したもので、メール内容の解析は行っていなかった。ヤフーでは「少しでもユーザーにとって興味がある広告が出るほうがユーザーと広告主の両方にプラス」(同)と考え、メール解析広告の導入を決めた。
ヤフーによると総務省の調査はまだ行われていない。国内では既にグーグルが「Gメール」で同様の取り組みを行っているが、国内サーバーではないなどの理由で今回はヤフーのみが対象に挙がったようだ。ヤフーでは「メールを利用する人が国内にいれば(グーグルも)状況は同じだと思う。当社が駄目で他社は良い、というのは理屈に合わないのでは」(同)としており、今後、指導などがあれば従うが、「主張はしていく」(同)構えだ。