楽天は６月３日、仮想モール「楽天市場」で、第２弾となる大型のセール企画を開催する。今年３月に実施した第１弾企画と同様、期間中は自動車や液晶テレビなどの高額商品を半額以下で提供するほか、約１５０万点以上の商品を割引価格で紹介。同時に付与率が最大で50倍になるポイントキャンペーンや割引クーポンも提供する。同企画は全国版のテレビＣＭや車内広告で幅広くアピールし、利用を促す。前回はセールが奏功し、「楽天市場」の一日あたりの流通総額が約１３０億円を記録した。今回の目標額は非公表だが、「前回を越える数字を目指す」（楽天）としている。

  開催するのは「楽天スーパーＳＡＬＥ」で、前回が好評だったことから、開催期間を前回より２時間拡大して26時間限定で実施。２時間拡大することで、買い物がピークを迎える終了１時間前の利用を分散させる狙いがある。

　目玉商品として、６月３日の午前０時から１時間単位で自動車や液晶テレビ、ブランドバッグなどを半額以下で出品するほか、楽天トラベルからもハワイ往復航空券やホテルのエグゼクティブスイートなどを紹介。これら以外にも食品や家電、ファッションなどのジャンルから約１５０万点を割引価格で提供する。

　セール企画と並行して、購入店舗数やグループの各サービスの利用に応じて「楽天スーパーポイント」の付与率がアップするポイントキャンペーンも実施。ポイント付与率は最大50倍までアップする。また、当日に利用できる１００円クーポンも開催前日まで配布。お得感を前面に出すことでセールの利用促進を図る。

　同セールは前回同様、15秒間のテレビＣＭも５月28日からセール終了まで全国で放映。ＣＭは目玉商品や、日用品やグルメ商品など前回の売れ筋商品を紹介するバージョンのほか、「前日限定版」や当日開催されるサッカー日本代表戦に合わせた「特別版」など６種類を用意している。また、東京と大阪、名古屋ではＪＲや地下鉄の車両内で中吊り広告も展開。楽天市場をまだ利用したことがないユーザーの開拓を狙う。