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近年は海外の通販サイトを利用する消費者が増えているが、それに伴いトラブルも増加。日本通信販売協会の相談窓口「通販110番」でも海外通販のトラブルが急増している。
新たに設置したCCJでは、海外通販サイトの利用や、旅行中の買い物をめぐるトラブルに関する相談を受け付ける。アメリカとカナダ、シンガポール、台湾の消費者相談機関と提携しており、今後は提携する機関を増やしたい考えだ。
消費者への周知の手段としては、CCJのサイトを開設したほか、国民生活センターや全国の消費生活センターに海外での買い物に関する相談が寄せられた場合、CCJへ回す形とする。また、キーワード広告も展開していく。
SBIベリトランスによれば、開設から3日間で約20件の相談が寄せられており、「当初見通しよりも件数が多い」(事業開発部)という。相談内容は「通販サイトで購入した商品が届かない」といったものが多く、国別では欧米が多数。
CCJではこうしたトラブル相談を持ち込んだ消費者に対し、まずはカード会社との相談を勧めるなどのアドバイスを行い、それでも問題が解決しない場合は当該国の消費者相談機関などとの交渉を行う。また、提携関係のない国の事業者とのトラブルについても解決を進める。