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サニーヘルス  健康をトータルサポート、さわやか元気を吸収合併

2011年10月13日 09:42

 サニーヘルスは11月1日付で健康食品や化粧品通販を手掛けるグループ会社のさわやか元気を吸収合併する。これまでダイエット補助食品「マイクロダイエット」を主軸とした事業展開を行ってきたが、さらにトータル的な健康の支援を目指す方向で事業を推進。すでに健食の新商品も相次ぎ投入しているが、顧客基盤を持つさわやか元気を組み入れることで、相乗効果を高め、事業展開を加速させる構えだ。

 一時、500億円の売り上げ規模を擁したサニーヘルス。この数年、業績面での苦戦が続いていたが、同社では「すでに底は打った。今は、拡大を図る時期にある」と語る。これまで「マイクロダイエット」をはじめとするダイエット関連商材のイメージが強かったが、これからの事業拡大の方向性は、健食の展開を絡めた幅広い健康ニーズへの対応。「健康を全面的にサポートする」(同社)という。

 その布石はすでに打たれており、今夏頃から健食の新商品投入を積極化。6月に「DHA&EPA+フコキサンチン」を発売したほか、8月に「ブルーベリー300倍パワー」、9月に「100種類の栄養青汁」「レスベラトロール PREMIUM」を投入するなど、矢継ぎ早に新商品を発売しており、商品の内容をみても、認知度の高い素材を幅広く展開する。

 これと並行して社内体制の整備も推進。そのひとつが11月1日に予定するさわやか元気の吸収合併だ。

 さわやか元気は2004年設立で、サニーヘルスをダイエット関連事業に特化した企業とするため、同社が扱っていた健食等の健康関連事業を06年8月にさわやか元気に移管しているが、今回の吸収により、顧客基盤の相互活用などを進めるとともにグループ経営の効率化を図る。

 すでに双方の顧客に対し、商品案内の同梱なども行っているようもようで、今後も「互いの顧客を紹介しあう」(同)という。社内体制としては、当面、さわやか元気を事業部として存続し、1、2年程度をかけてシステム的な統合を進めるとともに、コールセンター機能の整備を進める考え。"さわやか元気"のブランドについては、既存顧客に愛着があることを踏まえ、存続させるという。

 サニーヘルスでは、商品ラインンアップ拡充と並行して、「チャネルも広げていく」(同社)としており、薬局・薬店など店販での商品展開も強化していく構え。攻めに転じる体制を着々と整えている状況だ。

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