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国センが1回目の会見を行った7月14日以降、"報道やネットで製品自主回収の事実を知った"とする相談は40件前後に達していたという。
商取引に関する苦情や広告表示に対する苦情を含めた相談件数はこれまで1309件(9月1日時点)。このうち危害件数は614件に達している。今年7月の会見時は219件(11年度分)だったが、その後約1カ月半で約3倍にまで増加したことになる。
アレルギーが発症した中でも重篤な症状であるアナフィラキシーショックを発症した事例は125件(7月時点では55件)寄せられた。
危害内容は、「皮膚障害」が最も多く400件(構成比65・1%)、以下、「その他の傷病及び諸症状」が127件(同20・7%)、「呼吸器障害」が76件(同12・4%)と続く。
危害部位は「顔面」が276件(同45・0%)、「全身」が176件(同28・7%)、「気道」が52件(同8・5%)、「眼」が43件(同7・0%)。治療期間は、「1カ月以上」が197件(32・1%)、「1週間未満」が105件(同17・1%)、「1~2週刊」が46件(同7・5%)だった。アナフィラキシーと診断されたとの相談や、同症状で救急搬送されたという相談は危害内容で「呼吸器障害」、危害部位で「全身」や「気道」に多いが、明確な区分はない。
国センでは悠香に対し、直接の購入者だけでなく回収情報を広く周知させるため、新聞やテレビを通じた回収の告知を求めた。